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コロナ禍の花見どうなる?約半数が「今年はなし」、3割強の“花見をする”派は「近場」や「歩きながら」を予定

  • 2021年3月5日
  • Walkerplus

コロナ禍で迎える2度目のお花見シーズン。昨年は新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、緊急事態宣言の発令に伴う外出自粛要請や、閉鎖される桜の名所が現れるなど、従来の花見がなかなか行えない年となった。今年も1月から複数の都府県で緊急事態宣言が発令され、感染者増大は予断を許さない状況だ。そこで今回、ウォーカープラス編集部が読者751人を対象に今年の花見の予定についてアンケートを実施。桜の“名所訪問”や“宴会”など、従来の花見の定番スタイルを避ける傾向が浮き彫りになった。

※調査はウォーカープラス編集部が2021年2月19日〜2月25日、読者751人にアンケートフォームにて実施。

■今年のお花見、「しない」が約半数。感染リスク避ける意向強く
今年の花見の予定を聞いたところ、「花見はしない」が49%とほぼ半数が花見の予定がないと回答。「感染症拡大防止に気をつけながら行う」(35%)、「感染症は特に気にせずに花見をする」(1%)と、現時点で花見の予定がある人は4割弱にとどまった。

花見をしないと回答した人にその理由を尋ねる(※複数選択可)と、最も多かったのが「新型コロナウイルス感染症拡大防止のため」(65%)。「コロナに関係なく花見の予定はない」(36%)と、多くの人がコロナ禍を気にして今年の花見を自粛する意向であることがうかがえる。

■お花見は「宴会控え」の傾向に。通り抜けの花見を選ぶ人も
また、花見をする予定の人に、今年の花見のスタイルについて質問。「花見の時の飲食は?」(※複数選択可)への回答では「飲食は考えていない」(43%)が最多で、「テイクアウトグルメ」(39%)、「ビールなどアルコール類を飲みながら」(20%)がこれに続く形となった。例年の花見では早朝からの場所取りや宴会が定番になっていたが、今年は密接な環境になり得る宴会は控える傾向にあるようだ。

「誰と花見を楽しみたいか?」(※複数選択可)で多かったのが「家族と」(60%)、次いで「恋人・夫婦で」(34%)となり、今年の花見は身内だけで行う予定の人が多数派となった。「プライベートの友人と(5人以下)」(18%)、「会社の仲間と(5人以下)」(3%)はいずれも20%を下回り、少人数であっても敬遠する傾向となっている。

さらに、花見の場所や方法について聞いたところ(※複数選択可)、「近場の公園などで」(63%)、「近場の名所に行く」(55%)が半数を超える一方、「遠方の名所に行く」(6%)、「遠方の穴場に行く」(4%)と遠方での花見はごく少数。こちらも感染症対策として、県をまたぐなどの長距離移動は避けようと考える人が多いようだ。このほか、「桜並木を歩く」(40%)、「桜並木をドライブする」(25%)と通り抜ける形の桜鑑賞を予定しているという回答も。

■遠方の名所を選ぶ人も時間をずらしたり1人でのお花見で混雑回避
先の設問では少数派となった「遠方の名所」での花見。今年 「遠方の名所に行く」と回答した人にその理由を質問(※複数選択可)すると、「普段行けないような場所の桜を見たいから」が82%を占めた。外出をする以上は妥協せず桜鑑賞を楽しみたいという考えが強いようだ。

さらにどのような感染症対策で花見に向かうかを聞くと、「大きな公園には行かず、人がいなさそうな公園に行く」(31%)、「休日など人が多そうなタイミングは避けて、平日の夜などに行く」(25%)、「一人で行く」(25%)と、さまざまな形で3密を避ける取り組みを予定していることがわかった。

■コロナ禍での花見スタイルは「近場」や「留まらない形」に?
今回の調査では、約半数の人が花見の予定がなく、また実施しても規模や人数を控えめにして行いたいという結果となった。引き続き感染症リスクを避けようという意向が行動選択に大きな影響を与えていることが分かる。

日本の四季を楽しむイベントのひとつである花見では、「名所」「宴会」といった従来の人気・定番スタイルではなく、「近場」「通り抜け」と感染リスクを低くしながら桜を楽しむ形を選ぶ傾向にあり、コロナ禍での花見様式として今後広まっていく可能性がありそうだ。


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