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閉店した神戸の人気餃子店が奇跡の復活!食べたらわかった、愛され続ける理由

  • 2021年3月10日
  • Walkerplus

2020年6月、新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響で閉店した神戸の餃子店「ひょうたん」。このたびファンのラブコールに応え、2021年2月8日に元町店が、22日に三宮店が待望の復活!多くの餃子好きが歓喜の声をあげた。

約63年間も続く餃子の名店。なぜここまで愛され続けるのかを確かめるべく、ウォーカープラス編集部・三浦が三宮店に行ってみた。

■「餃子は相棒」店主と餃子の素敵な関係性
「ひょうたん」は1957年に元町店、その10年後に三宮店がオープン。店主は現在で3代目となるが、創業当時からレシピは同じで、今も変わらぬおいしさを提供し続けている。

昨年の閉店から8カ月経っての再オープンとなったが、「高校生のときから店を手伝っていたので、こんなに休んでしまって感覚を取り戻せるのか不安でしたが…そろそろ取り戻せてきたかな」と笑いながら話してくれたのは、店主の長塚仁孝さん。

焼かれている餃子に向かって「おっ、調子出てきたねー」と話しかける長塚さんの姿は、鉄板から出る“パチパチ”という音と会話しているようだった。「餃子は相棒みたいなもんですから。家でも市販の冷凍餃子をおいしく焼く方法を考えたりしてるんですよ」と語る。その後にポツリと「まあ、普通にカレーとかも食べたいけど(笑)」と言っていたのはここだけの話だ。

■2人前じゃ足りない!特製の「味噌ダレ」がやみつきの理由
この店の魅力といえば、餃子につける自家製の「味噌ダレ」。餃子を味噌で食べたことがない三浦は、特別に長塚さんに味噌ダレを作ってもらうことに。タレだけを味わってみると、八丁味噌のコクとラー油の辛味が相性抜群で餃子欲がマックスに!

そして餃子がついに登場!「これが噂の『ひょうたん餃子』か」と思わずゴクリ。さっそく箸で持ってみると思っていたより小ぶりだが、しっかり餡の重みを感じる。まずはそのまま食べてみると、もっちりしているのに香ばしい皮と、ジューシーだけどあっさりしている餡がたまらない!

次に味噌ダレをつけて食べると、あまりのおいしさに「これは2人前じゃ足りない…」と崩れ落ちた。「皆さん3~5人前とかは余裕で食べていますね」と長塚さんは言うが、確かに味噌ダレが餃子の味を引き立てつつもピリッと引き締めていて、箸が止まらない。多めにタレをつけてみたり、そのまま食べてみたりするだけでも味わいに変化があるので、飽きることもなかった。

その後もパクパクと食べ続け、10分かからずに2人前を完食。「何人前頼めばいいのかわからない」という人も、余った分を持ち帰りできるので少し多めに注文しても安心。お腹が空いているなら3人前を頼んでおくのが三浦のおすすめだ。また、冷凍状態と焼いた状態のどちらかを選べるテイクアウトも行っている。

そして、関西以外のエリアに住んでいる人やなかなか外出できない人に朗報!今回、再オープンにあわせてお取り寄せのサービスも再開している。詳細はInstagram(@gyoza_hyotan)をチェック。

店内では少し席数を減らして、ソーシャルディスタンスを徹底。オープンキッチンのため、カウンター席に座ると焼いている姿が見えるという楽しさも。入店時にはアルコール消毒と検温も行っており、感染対策もバッチリだ。

取材時も表に貼られた「再オープン」の貼り紙を見て立ち止まる人が何人もいて、いかにこの店が愛されているかがわかった。昔ながらのおいしさと店主の餃子愛、ファンの声によって復活を遂げた「ひょうたん」。これからはこの店を守るために、神戸を訪れる「目的」にしたいと思う。

取材・文・写真=三浦あやか(ウォーカープラス編集部)

※緊急事態宣言発令に伴い、営業時間変更の場合があります。
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。

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