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雛飾りの多様な世界を堪能、兵庫県姫路市の日本玩具博物館で「雛まつり~江戸と明治のお雛さま~」開催

  • 2021年3月12日
  • Walkerplus

兵庫県姫路市の日本玩具博物館で、春の特別展「雛まつり~江戸と明治のお雛さま~」が4月11日(日)まで開催中。

日本玩具博物館が所蔵する500組を超える雛人形コレクションから、時代や地域ごとに雛人形を取り出し、その多様な世界を紹介する春恒例の雛人形展。今年は江戸時代後期から明治時代に注目し、江戸や京阪の町家で飾られていた雛人形や雛道具を展示する。

雛人形の起源は平安時代まで遡れるが、飾りの形態や様式が整えられていくのは江戸時代に入ってからのこと。雛人形の文化が発達する過程において数々の様式が生まれ、主に京阪の人形師が製作した雛人形には享保雛や元禄雛など元号を冠した呼び名がつけられた。

江戸の庶民文化が興隆し始める後期になると、江戸の人形師が製作した古今雛が登場。面長な顔に硝子玉や水晶玉を目に埋め込む“玉眼”により、浮世絵のような生き生きとした表情とゆったりとした座り姿で江戸っ子の人気をさらった。明治時代には顔や衣装が公家風になった京阪型の古今雛も創作され、近畿圏で広く愛好されることになる。

飾り方や調度類も時代による変化がみられる。江戸前期は背後に屏風を立て数体の雛人形を並べた簡素なものであったが、時代が下るにつれ、添え人形や雛道具類がにぎやかになっていく。その過程で江戸では雛人形や飾りを階段状に並べる「段飾り」が、京阪では館に雛人形を飾る「御殿飾り」が発展した。

春の特別展「雛まつり~江戸と明治のお雛さま~」では、江戸と明治時代の享保雛と古今雛、明治時代の段飾りと御殿飾りの代表的な品々を展示。江戸と京阪の様式の違いに注目するとともに、当時の人々が思い描いた雛祭りの世界に思いを馳せよう。

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※取材時点の情報です。新型コロナウイルス感染拡大予防対策・その他の最新情報は、公式サイト等でご確認ください。

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