サイト内
ウェブ

夫婦合作のポケモンスイーツがスゴすぎ!ポッチャマやロコンなど、まるでフィギュア

  • 2021年3月9日
  • Walkerplus

まるでフィギュアのような立体アイシングクッキーがスゴすぎる!と、Twitterで話題の「ホイップシュガー(@YuicihiroG)」さん。ポケモンの人気キャラクターたちを、アイシングクリームを駆使しながら立体的に再現している。お菓子のクオリティの高さはもちろん、写真の世界観も魅力的だ。今回は気になる制作の裏側を、本人に聞いてみた。

■奥さんがスイーツ作りを、旦那さんが撮影を担当
ホイップシュガーさんは夫婦二人三脚のアカウント。趣味の一環として奥さんが作るアイシングクッキーを、フリーランスのカメラマンである旦那さんが撮影・投稿している。過去にはポケモンプロデューサーの増田順一さんに誕生日プレゼントとしてコダックのアイシングクッキーを贈ったところ、「応援しています」とのツイートもあったのだとか。

今までに投稿した作品の中でも特に反響があったのが、昨年秋に投稿したポッチャマのマカロン。Twitterで公開した制作動画は約188万回も再生された。

「韓国で人気のトゥンカロン(太っちょマカロン)の派生として、マカロンの上にかわいいアイシングクッキーをのせてデコレーションしてみました」と、ホイップシュガーさん。左のマカロンはポッチャマのベッドになっていたり、真ん中のポッチャマはマカロンにズボッとハマっていたりと、なんともかわいい仕上がりに!

マカロンとアイシングクッキーを組み合わせた作品では、2匹のロコンのマカロンも反響が大きかった。寒天と砂糖でできたお菓子“琥珀糖”をクリスタルに見立ててアレンジしており、琥珀糖が持つ透明感をうまく生かした作品になっている。「かわいさと美しさ、そして新しさも感じられるものになったと思います」と語ってくれた。

旦那さんが甘いもの好きということもあり、アカウントを始める前からいろいろなお菓子をクリスマスやバレンタインに作ってプレゼントしていたのだとか。今のようなスタイルになったのも、旦那さんのある行動がきっかけだそう。

「娘の誕生日にアイシングクッキーを作ったんです。それを見た旦那がTwitterに『妻のアイシングがすごすぎる』というタイトルで写真を投稿したところ、バズってしまって。そこから『毎週作って載せよう!』となりました」

また、アニメの劇場版公開に合わせてお菓子を作ることも多いという。昨年12月には「劇場版ポケットモンスター ココ」の公開を記念して、映画鑑賞するピカチュウたちを制作。見ているだけで楽しくなる、微笑ましい作品だ。

■お菓子作りだけで30時間!遊び心のある制作動画も人気
立体的で細かな装飾が印象的なホイップシュガーさんの作品だが、ひとつの作品ができるまでに、一体どれくらいの時間がかかるのだろう。

「トータルで3〜4日かかりますね。1日目は下書きにほぼ1日、残りの時間でクッキー生地などを作ります。2日目にアイシングクリームを作ったり、クッキー生地を切るところを撮影したり…。いい作品を作るために、準備にも時間をかけています」

3日目にして、やっとクッキーにアイシングを施す。しかし、作品にもよるがこの日中に終わることはなかなかないのだそう。さらにはYouTube用の動画を撮影しながらの制作なので、ほぼ一発勝負というから驚きだ。

4日目は、クッキーの仕上げと組み立て作業を。その後完成したお菓子を撮影し、19時ごろにTwitter、22時ごろにYouTubeに投稿するのがいつもの流れだ。

「お菓子作りだけで30時間はかかっています。写真はもちろんYouTube用の動画編集まで、撮影は旦那が担当。SNSの投稿や拡散、宣伝なども旦那がフォローしてくれています。そのおかげで週2回の作品投稿ができています」。私たちが作品を目にできるのは、夫婦の連携プレーによる賜物だということが伝わってくる。

夫婦でやっているアカウントのため、子供たちが寝た後などに作品会議をしているそうで、「次はこれが流行るかも、これがかわいいなどの相談をして、テーマを決定。その後に『ティーカップに乗せてみよう』『マカロンに乗せたらかわいいんじゃない?』『小物はこれがいい』など、どう立体化するのかを楽しく話し合って決めています」と、語ってくれた。

苦労することを聞いてみると、「すでにフィギュアが出ているものばかりではないので、平面のデザインを立体的にするのは非常に大変です」と教えてくれた。アニメ以上にリアルさを出すため、旦那さんにモデルをしてもらうことも多々あるという。改めて人型のアイシングクッキーを見てみると、筋肉や骨の感じがかなりリアルに再現されていることがよくわかる。

■みんながびっくりするようなお菓子を作りたい
立体アイシングクッキーや、ティーカップを使ったシリーズなど幅広いお菓子アートに挑戦しているが、最後に今後の目標について聞いてみた。

「今まで作ってきたのは、フィギュア風アイシングクッキーやジオラマ作品、マカロンにマシュマロ、飴作品などですが、今後はもっとみんながびっくりする作品が作りたいですね。流行りのスイーツだったり、海外で人気のお菓子を日本に広げられたらなあ…とも思っています」

「私たちの作品の特徴は“ぷっくりと立体的”に仕上げているところです。皆さまの好きなポケモン作品も作っているかもしれないので、ぜひ一度YouTubeチャンネルに遊びに来ていただけたらうれしいです!」
お菓子ということを忘れてしまうほど、立体的に作られたホイップシュガーさんの作品。写真だけではわからない部分まで丁寧に作られていて、思わず目を見張るものがある。制作動画と合わせて見ると「そんな作り方をしていたのか…!」と新たな発見があるので、それもまた楽しい!これからもたくさんのお菓子が登場予定とのことなので、ワクワクしながら待つことにしよう。

取材・文=江口琴音(glass)

あわせて読みたい

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
Copyright (c) 2024 KADOKAWA. All Rights Reserved.