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コロナ禍での年末年始、どう過ごした?「帰省せず」約8割、「初詣に行かなかった」は約半数

  • 2021年1月15日
  • Walkerplus

新型コロナウイルス新規感染者の増加で、東京をはじめ11の都府県が緊急事態宣言の対象となっている2021年。昨年末、ウォーカープラス編集部が読者2105人に「年末年始の過ごし方実態調査」に関するアンケートを実施したところ、帰省や初詣など年末年始の移動や行事を控える意向が強いという結果が出ていた。新年を迎え、実際の過ごし方はどう変わったのか。今回、新たに「年末年始をどう過ごしたか」のアンケートを取り、動向を分析した。

※調査はウォーカープラス編集部が2021年1月7日~1月13日、読者2105人にアンケートフォームにて実施。

■忘・新年会は87%が実施せず、開催してもごく少人数で
昨年末の調査では53%の人が「行わない」と回答していた忘年会・新年会。今回、2020年から2021年にかけて、忘・新年会を行ったか聞いたところ、87%が「行わなかった」と回答。前回の調査では35%の人が「感染防止対策を行っているお店で」行う予定と答えていたが、今回感染防止対策を行っているお店で実際に行ったと回答した人は7%に留まった。年末に新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向にあったこともあり、想定以上に会食を控えようという動きになったことがうかがえる。

また、感染防止対策を行っているお店で忘・新年会を行った人も、78%は5人以下のこぢんまりとした規模で行ったという結果に。16人以上の大規模な忘・新年会に参加したという回答は1%で、実施された会はほとんどがごく少数、多くとも会社の部署単位など中規模なものになったようだ。

■81%が今年は「帰省せず」、公共交通機関を利用しての帰省も少数に
県をまたいでの移動となることが多い帰省も、81%の人が「しなかった」と回答。こちらも昨年末の調査では「帰省しない」が68%で、当初帰省を考えていた人も状況の変化で取りやめる傾向にあったと見られる。帰省しなかった理由でもっとも多かったのが「実家の家族にコロナ関係で不安を覚えさせたり迷惑をかけたくないから(51%)」。「コロナに関係なく帰省の予定はなかった」人は26%だったことから、帰省を予定していた人の多くが家族への配慮を選んだ形だ。

一方、帰省したと答えた人の中では「距離的に近いから(59%)」が帰省の理由としてもっとも多く、交通手段も「車」が74%と、近郊での移動で不特定多数との接触が避けられる自家用車という条件が揃っていた人は今年も帰省しやすかったようだ。

■96%の人が外出せず、巣ごもりの年越しに
年越しの過ごし方も今年は巣ごもり一辺倒に。93%の人が年越しを「自宅で過ごした」と回答し、「友達、恋人、親戚の家で過ごした(3%)」を含めると96%の人が外出せず在宅で新年を迎えている。海外旅行に出かけたという人は0で、外出した人は「国内旅行(1%)」「アウトドア(初日の出を見に、キャンプ等)(1%)」という結果になった。全国のカウントダウンイベントやライブの開催は軒並み中止となったことから、「イベントへ行った(カウントダウン、アーティストのライブ等)」の回答は全体の0.3%だった。

また、お正月のおせち料理は、「手作り(27%)」「お取り寄せ(20%)「スーパー等で購入した(23%)」の合計が70%で、7割以上の人がなんらかの形でおせち料理を楽しんだようだ。こちらは昨年末の調査からほぼ変化はなく、コロナ禍にあってもおせちの動向には大きな影響はなかったようだ。

■初詣、今年は近所の神社で。オンライン初詣は1%以下
分散参拝やオンライン参拝など、コロナ禍で例年と異なる様式が推奨された初詣。初詣をしたかの設問では、「家の近くの神社に行った(40%)」「有名な神社に行った(7%)」「行かなかった(49%)」と、参拝をした人としない人がほぼ半数ずつという結果となった。昨年末の調査では2021年の初詣を予定している人は全体の70%だったことから、初詣も参拝を見合わせた人が増えた傾向にある。初詣に行かなかった・オンライン参拝を選んだ人は64%が「コロナウイルス感染症対策のため」を理由に挙げている。また、オンライン参拝をした人は0.7%とごく少数で、昨年広まったZoom飲みをはじめとする各種オンラインイベントと異なり、普及するには至らなかったようだ。

また、神社選びの理由では、家の近くの神社を選んだ人では「毎年恒例だから(40%)」「コロナが怖いから密を避けつつ参拝した(24%)」「すいているから(16%)」という結果で、昨年末のアンケート時の「毎年恒例だから(55%)」「コロナが怖いから密を避けつつ参拝したい(19%)」「すいているから(7%)」と比べると、普段は有名な神社に参拝している人の一部が今年は近所の神社に流れたことがうかがえる。初詣には自分がお参りしたい神社を選びたいという意向が強い中、感染リスクを考慮し多くの人でにぎわう有名な神社の参拝を控える形になった。

■年末に自粛ムード強まり当初の予定を断念する傾向見られる
各回答に共通していたのが、12月に実施した過ごし方のアンケート結果よりもさらにおでかけや移動を控える傾向だ。新型コロナウイルスの第3波に直面する中、これまで以上に感染リスクへの警戒感が強まったことで当初の予定を取りやめるケースが増えたと考えられる。年が明け、コロナの感染拡大が続き各地で緊急事態宣言が発令されているが、年末年始の時点で自粛ムードは既に強まっていたと言えそうだ。

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