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「新しい風を吹かせたい」NMB48の選抜ユニット"難波鉄砲隊其之九"が新公演を開催!

  • 2020年11月5日
  • Walkerplus

ファン投票によって選ばれたNMB48の7人組ユニット「難波鉄砲隊其之九」が10月18日、NMB48劇場でオリジナルの新公演を開催。「新しい風を吹かせたい!」と、今後の飛躍を誓った。今回はWEB連載「ポッター平井の激推しアイドル!」番外編として、その公演初日の模様をレポート。

■公演タイトルは「告白の空砲」

「難波鉄砲隊」は、NMB48の新しい才能の発掘の場として、アップカミングなメンバーによるユニット。過去に8回、シングルのカップリングとしてオリジナル曲を歌唱。ライブなどで披露してきた。

今回は、24枚目のシングルに収録される「難波鉄砲隊其之九」のメンバー7人をファン投票によって選出するという初めての試みが行われ、29人が立候補。今夏、熱い戦いが繰り広げられた。そして9月4日に投票の結果が発表され、1位から順に鵜野みずき、山本望叶、横野すみれ、塩月希依音、安部若菜、川上千尋、南波陽向が選ばれた。さらに「難波鉄砲隊其之九」の劇場公演を開催することもサプライズで発表され、10月18日に初日を迎えることとなった。

注目の1曲目は、AKB48の『鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの』。AKB48グループの楽曲の中で最も長いタイトルのこの曲は、2013年に開催された「AKB48 34thシングル選抜じゃんけん大会」で鵜野みずきが初選抜入りを果たした、思い出深い曲。当時は12位で後列だった彼女が、今回の投票企画で1位を獲得し、センターで躍動する姿を観たファンは涙したことだろう。

『ピンク色の世界』『Overtake』と3曲続けた後、最初のMCへ。鵜野が「公演名が決まりました!『告白の空砲』公演です!」と発表。観客も大きな拍手で、公演名の決定を祝福した。

南波、鵜野、横野、山本、安部、塩月と自己紹介が続き、最後の川上が「中学3年生、14歳の…」と、塩月の年齢をパクるというボケを発動。塩月も「ちょっと待って下さい!ビックリしました。そんなん聞いてなかったですよ(笑)」とツッコミを入れ、笑いをアシスト。川上が「すいません、21歳です」と笑顔で実年齢を明かすと、安部は「年齢詐称女がいたりしますが…」と、絶妙なワードセンスで先輩をイジり、会場を盛り上げた。

ユニットコーナーでは、鵜野、横野、南波がクールな世界観で『MARIA』を。山本、塩月、安部、川上は『キャンディー』で、キュートな魅力を届けた。

■鵜野みずきVS横野すみれ&南波陽向

その後のMCでは、6期生の横野と南波が、ミステリアスすぎる2期生の「みぃーき」こと、鵜野みずきの素顔を暴こうとするが…。

横野「ここぞという時に食べる勝負飯(めし)はありますか?」
鵜野「変わったものを食べないことが勝負飯かなと思って、今日は白ごはん(笑)」

南波「私は大学生で、課題が多くて煮詰まった時に気分転換したくなるんですけど、みぃーきさんは気分転換したくなったら何をしますか?」
鵜野「じゃあ、ひなちょ(南波)のを考えてあげるわ。ひなちょは大学で勉強ばかりしているから、息抜きに塗り絵なんてどうでしょうか?」
南波「塗り絵はあんまり…。細かく塗りすぎて、逆に神経を使うんです」
鵜野「じゃあ、絵の具で水彩画はどう?」
南波「…あとでまた聞きます」

などと、あっけなく撃沈。同期メンバーでさえも「いまだに理解できない」という、みぃーき先輩を攻略するのは至難の業のようだ。

■選曲に込めたメンバーの思い

公演の後半は、川上がセンターでミディアムナンバーの『奥歯』をしっとりと聴かせると、南波がセンターでポップなダンスナンバー『未来の果実』をハツラツとパフォーマンス。さらに山本がセンターでハードなダンスナンバー『欲望者』を披露し、観客を魅了した。

続いてのMCは、塩月・山本・横野が担当。メンバーが考案したという公演のセットリストの選曲理由が明かされた。

山本「私は『未来の果実』を公演でやったら絶対かわいいと思って、選曲しました。ユニットで披露した『キャンディー』も私がやりたいって言ったんですけど、私は普段かっこいい系のユニットが多いので、かわいい系をやろうってなって。じゃあ『キャンディー』で!って、ゴリ押ししました(笑)」

横野「私は、かっこいい曲で強さを見せたるで!と思って、『MARIA』を選びました。ちょっと短めのスタンドマイクを使うんですけど、その扱い方が難しかったので、フレディ・マーキュリーさんの動画を観て研究しました(笑)。スタンドマイクを蹴り上げて1周させてポーズを決めるところも難しくて、ビニール傘で練習していたんですけど、本番はうまくできました!」

塩月「私は『ピンク色の世界』を選曲したんですけど、この7人はそれぞれの色(個性)がハッキリしているなと思ったので、"色"が入っている曲を探して、この曲に決めました」

ちなみに公演後に安部が投稿したツイートによると、「『Overtake』『奥歯』『ファースト・ラビット』は、わかぽん案です。特に『Overtake』はゴリ押しした」とか。

■難波鉄砲隊ならではの演出で「好き」を伝えたい

続いて、新衣装に着替えた安部、鵜野、川上、南波が登場。ファンの皆さんの好きなところを大発表した。

南波「私にめちゃくちゃ甘いところです。モバイルメールとかに『今日練習してきたよ』って書いただけで、『ひなちょめっちゃ偉い!』『生きていて偉い!』みたいな(笑)。私が1行書いたら10倍返してくれるんです。大好き~!」

鵜野「私のファンの方も、他のメンバー推しの方も、握手会のレーンに鹿(の被り物など)をかぶって並んで下さって、私のことを好きって言ってくださるところです。とてもうれしいです。誇りです」※奈良県出身の鵜野は鹿が大好き

安部「私のスケジュールを私より知って下さっているところです(笑)。次のシングルのお話会は何部から何部までだっけ?って(配信などで)聞いたらすぐに返してくださったり、マネージャーさんよりもマネージャーさんっていう感じで、頼もしいです」

川上「私は『いろんなことをやりたい』って言うんですけど、それを目標に一緒について来てくれるところが心強くて、大好きです!そして今日は皆さんにもっと好きを伝えたいと思って、鉄砲隊らしく、銃を持って来ました~」

と、4人で一斉におもちゃの銃でボールを発射!受け取ったファンにはメッセージカードがプレゼントされた。

■『告白の空砲』初披露!MVも初公開!

塩月、山本、横野も新衣装に着替え終わり、7人が再びステージに集結。鵜野が「最後の曲になります。皆さんからいただいた大切な曲です」と紹介。鵜野がセンターで『告白の空砲』を初披露し、ひときわ大きな拍手を浴びた。

なお、『告白の空砲』はNMB48の24thシングル『恋なんか No thank you』(11月18日発売)のカップリング曲として収録される。

アンコールでは、『ファースト・ラビット』『だってだってだって』『高嶺の林檎』の3曲をパフォーマンス。

全12曲を披露し終えると、スクリーンが登場。『告白の空砲』のMVが初公開された。センターを務める鵜野は「初めてのセンターだったので、自分じゃないような気もしました。(センターに)ふさわしくなれるように、これからもこの曲を歌わせていただきたいと思います!」と、意気込んだ。

また、MV初参加となった6期研究生の南波は、「本当に右も左もわからなくて不安だったんですけど、スタッフの皆さんやメンバーのみんなが支えてくれて、すごく楽しく撮影できました」と、MVデビューの喜びを噛みしめた。

■「難波鉄砲隊其之九」のメンバーとしての抱負

最後に、一人ずつ今後の抱負を語っていく。

安部「いただいた曲は『告白の空砲』ということで、弾(たま)は入っていないんですけど、私たちは弾を込めて、いい意味でNMB48に穴を開けられるようなユニットにしたいです。皆さんのハートを撃ち抜いちゃうぞ、という気持ちでやっていきたいと思います!」

横野「私は個人的に今日、初日の公演に立たせてもらうのが初めてで、鉄砲隊のメンバーとして皆さんに選んでいただけたことが本当にうれしいです。私は大人っぽさ担当で頑張っていきたいと思います!」

塩月「投票して下さった皆さん、改めてありがとうございます!NMB48にこのメンバーで新しい風を吹かせていきたいと思います!」

鵜野「『告白の空砲』という楽曲も、公演も、たくさんの方に愛されるようになりたいと思います。7人で力を合わせて、これからのNMB48に期待していただけるような公演にしていきたいと思います!」

南波「このご時世だからこそ、16人じゃなく7人という少人数で公演をやらせてもらっているんですけど、1人1人がフィーチャーされるので私たちももっと気合いを入れて、この公演を好きになってもらえるようにがんばりたいと思います!」

川上「難波鉄砲隊其之九は、新風を吹かせるために作られたユニット。ベテランも若手も混ざって全員でアップカミングして、NMB48の次世代を担える、起爆剤のような存在になりたいです。これからも難波鉄砲隊其之九から目を離さないで下さい!」

山本「皆さんの投票で選んでいただいたので、感謝を忘れず、この公演を通して、それぞれの思いを伝えていけたらと思います。そして私自身もたくさん成長できたらと思います!」

各メンバーが新たな決意を表明し、約100分の新公演は幕を閉じた。

10周年ライブ(10月23日)、次世代コンサート&吉田朱里卒業コンサート(10月24日)も控える中で、この公演に向けてのレッスン、そして本番。覚えることだらけで大変だったことは想像に難くないが、初公演とは思えないハイレベルなステージに、会場や配信で見届けたファンからは絶賛の嵐!

これまでNMB48の劇場公演やライブなどではあまり披露されていない、レアな曲が多いセットリスト(しかも全曲フルサイズ)が新鮮な「告白の空砲」公演。7人のメンバーそれぞれのポテンシャルの高さを存分に堪能してほしい。

大阪から全国制覇へ。難波鉄砲隊其之九、いざ出陣!

取材・文・写真=ポッター平井

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