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ミニキッチンで自炊をラクにする方法とは?整理収納アドバイザーが解説

  • 2020年11月5日
  • Walkerplus

10月22日に「三菱電機小型冷蔵庫 新商品説明会」が開催。“ニューノーマル時代に単身住居サイズのミニキッチンで自炊をラクにするキッチン活用術”などについて、整理収納アドバイザーが指南した。

まずは“コロナ禍における生活スタイルの変化”について、三菱電機 静岡製作所 営業部冷蔵庫営業課の遊佐正治氏が説明。アンケート調査によると、多くの人が「外食の頻度が減った」と回答し、コロナ禍ではステイホーム時間や自炊の機会が増加していることが分かったが、その自炊の際、「単身世帯の限定的なキッチンスペース(狭さ)に問題がある」と考えている人が多いことも判明した。

そんなミニキッチンサイズでも自炊をラクにする“キッチン活用術”について、整理収納アドバイザーの七尾亜紀子氏がアドバイス。まずは、調理スペースを効率化するために「調理前に“既存の作業スペースを整理すること”“準備・片付けを効率化すること”“冷蔵庫を整理すること”」という3つの解決策を示した。

例えば、“既存作業スペースを整理すること”としては「キッチンツールや調味料、掃除道具などは、使用頻度で収納場所を分けること。よく使うものだけを表に配置して、使用頻度が低いものは別の場所に収納してメリハリをつけておくと、作業スペースを広く空けられます」と話す。また、三角コーナーやゴミ袋スタンドなどのグッズについては、「折り畳み式など、場所を取らないモノ選びをすること」が鍵になるという。

“準備・片付けを効率化すること”については、「収納スペースを区切って使うということ。よくある観音扉式の収納は使いこなすのが難しいのですが、シンク下など、こういった空間はラックやスタンドを使って横に区切っていくと使いやすいです。奥行があれば、使用頻度別に道具を配置し、あまり使わないものは奥に、よく使うものは手前に…と、奥と手前も分けて使うとよいでしょう。さらに、定位置が決まっていないモノがキッチンで散らかりがちなので、モノの定位置を決めるのも大事。カゴなどを使うと、収納しやすく、取り出すのも簡単。食材、調味料、日用品などカテゴリ別に分けると効率的になります」

“冷蔵庫を整理すること”については、「単身世帯は1度にたくさん消費することができないと思いますが、なるべく冷蔵庫の中も効率的に使っていくと、賞味期限切れを防ぐことができます。早く消費したい食材はカゴなどに入れて1カ所にまとめておけば、献立も決めやすく、気分的にも楽になりますね。また、引き出し式の収納場所には、できるだけ立てて収納すれば、どこに何があるかも分かりやすくなりますよ」。七尾氏曰く、冷蔵庫を使いやすくすることは、自炊をラクにするための「大きなポイント」になるとのことだった。

また、三菱電機は「調理前に調理スペースを効率化する」だけでなく、「調理中に調理スペースを増設する」と、自炊がよりラクになると考えている。レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」のフードスタイリストやスタッフと共同調査を行ったところ、「単身住居サイズのミニキッチンは料理をするのに十分だと思うか」との質問に95パーセントが「十分でない」と回答。多くの人が、日頃、料理の下準備をしたり、工程が複雑な料理を作っているとき、また、材料を切るときなどに、狭さを感じているようだ。

そこで、どのくらいの調理スペースが必要か聞くと「お茶碗7個分、約90センチ分の広さがほしい」という声が多数上がり、ほぼ100パーセントの人が「キッチンスペースが広い方がやる気になる、楽しい」と回答。広さがあれば、「品数が増やせる」「料理の幅が広くなる」「(同時にさままざな作業ができて)時短になる」といった声も上がった。

これらを踏まえて、同社静岡製作所 営業部冷蔵庫営業課の徳山晴基氏が、“単身住居サイズのミニキッチンで自炊をラクにする”新商品を紹介した。自炊をする人が増えるなか、「もっと調理をラクにしたい」「時短で調理したい」といったニーズを受けて発売するに至るという。

まずは、11月20日(金)に発売する小型2ドア冷蔵庫のMR-P17F、P15Fを紹介。「こちらは、フルフラットのトップテーブルが付いていて、今までのものより天板のスペースを広く使えるんです。ドアの上部のところまでトップテーブルが延長されていて、お茶碗3.5個から4個分が置けるスペースがあり、調理がラクになるのではないかと思います。冷蔵庫の上に乗せた電子レンジからアツアツのご飯を取り出した後も、すぐに前に置くことができ、安心して取り扱うことができます」。さらに、この場所ではドリンクを作ったり、カットした野菜を“ちょい置き”したり、電子レンジを置かないという人は食器などの収納場所として使ったりすることも可能。「電子レンジを置いているところは30キロ、手前は10キロと、かなり重たいものも置いていただけます」とアピールする。

ちなみに、今までトップテーブルをフルフラットにすることができなかった理由については「トップテーブルを扉の上部まで伸ばすと、強度を保つのが難しくなるから。今回はトップテーブルの中に鉄板を入れることで強度を保つことができました」とコメント。同社は、“10年ぶりの新商品”を発売する機会に、これまで課題だと考えていたところにテコ入れをして改善したのだ。

そして、10月16日に発売した3ドア冷蔵庫MR-CX30F、CX27Fも紹介。「こちらは氷点下ストッカーがポイント。氷点下ストッカーは肉や魚の専用ルームで、これらをおいしく長く保存でき、解凍いらずで調理の際もラク。また、丸洗いできて清潔に使える自動製氷機能も特徴です。冷蔵室の中は、棚が動かせ、使いやすいレイアウト。大容量フリーザーには27食分もの冷凍パスタが入るなど、こちらも整理のしやすさが考えられた冷蔵庫です」と新商品に自信を見せた。同社は今後も「ユーザーのニーズに応えていきたい」と考えている。

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