ビュッフェ料理を提供するリーガロイヤルホテル京都の「オールデイダイニング カザ」。新型コロナウイルス感染拡大の影響から半年間休止していたが、2020年10月12日より営業を再開した。感染予防対策も徹底したウィズコロナ時代のビュッフェについて、詳しく紹介しよう。
■およそ半年ぶりに営業を再開
「オールデイダイニング カザ」は、新型コロナウイルス感染拡大を防止するため、4月17日より臨時休業。9月のシルバーウィーク限定でランチを再開したところ、多くの人から好評を得たため、営業再開に向けて改善・検討を重ねてきた。安心してビュッフェを楽しむにはどうすれば良いか、お客さんの意見を参考にすることもあったのだそう。
試行錯誤の結果、半年ぶりに朝食・ランチ・ディナーとすべての時間帯で再開されるビュッフェ。どのような感染予防対策が行われているのだろうか。
■感染予防対策「かざで安全に愉しんでおくれやす～」の全貌
実施する新型コロナウイルス感染予防対策の総称を「かざで安全に愉しんでおくれやす～」と命名し、すべての人が安心してビュッフェを楽しめるように配慮。体温チェックや3密回避など、コロナ禍において当たり前となってきているものはもちろん、中には思わずクスッと笑えるものも。全10件の対策を見てみよう。
●入店時の検温とアルコール消毒の徹底
●ソーシャルディスタンスを保った間隔で座席を用意
●料理を取る際は手袋の着用を徹底
●ランチョンマットで感染予防対策を説明
●各テーブルにアルコール除菌スプレーを設置
●オリジナルマスクケースを用意
●ビュッフェ台のトングは15分おきに交換
●店内のアルコール消毒を定期的に実施
●食事中の会話を安心して楽しめる、飛沫防止のオリジナル「持つマウスガード」を用意(数量限定)
●スタッフは出社時の検温、手洗い、うがい、手指消毒、マスク着用を徹底
■再開したビュッフェへの思いとは？
レストラン休業のダメージを受けたリーガロイヤルホテル京都。このたびのビュッフェ再開に対する思いやコロナ禍における戦い方について、「オールデイダイニング カザ」マネジャーの村上麻妃さんに話を聞いた。
―半年ぶりの再開となりましたが、今どのような思いですか？
「ホテルビュッフェファンの皆さま、大変長らくお待たせいたしました！私たちスタッフも再開の日を心待ちに、様々な検討を重ねてようやくこの日を迎えました。まだまだ予断を許さない現状ではありますが、安心・安全にビュッフェを愉しんでいただけるよう感染予防対策を徹底しています」
―再開したビュッフェの特徴をお教えください。
「どこのビュッフェレストランよりも安心・安全に愉しんでいただけるよう、各テーブルにアルコールスプレーの設置、カザオリジナル『持つマウスガード』の考案など工夫を凝らしております。もちろん、スタッフの体調管理も徹底しており、出社時の検温、手洗い、うがい、アルコール消毒を行っております」
―再開に向けて苦労した点はありますか？
「『新しい生活様式』をふまえて、ビュッフェを安心・安全に、かつ今までのように楽しくご利用いただけるよう、営業方法を考えることが大変でした。マスクや手袋の着用などお客様のご協力が必要不可欠になりますが、その分お料理やサービスでご満足いただけるよう、スタッフ一同マスクをしながらも笑顔でお出迎えいたします」
―リーガロイヤルホテル京都のコロナ禍における戦い方とは？
「3密にならないように、お席の間隔をあけたり、来店時間に時間差を設けるなど様々な工夫をしております。お客様に今まで通り楽しんでいただく！というわけにはいかないのですが、ランチョンマットに『かざで愉しんでおくれやす～』と命名した感染予防対策を京都弁とイラストで記載するなど、カザらしい遊び心も忘れてはいません。きっと久しぶりの外食の方もいらっしゃるかと思います。お食事中にランチョンマットをみて笑っていただけるとうれしいです」
■ビュッフェ再開記念特典も期間限定で用意
11月30日(月)まで、今回の再開を記念して通常90分制のビュッフェを120分制で用意。焦らず急がず、いつもよりのんびりと食事が楽しめそうだ。
なお10～12月はランチ・ディナー共通でビーフストロガノフやハーブソルトで焼き上げた鶏胸肉のグリル、ウフ・マヨネーズ・カシス風味など、約70種類を用意。ディナーではでき立てを味わえるよう、ライブキッチンから提供する牛肉のローストや非日常感抜群のフォワグラのトリュフ見立てなど、豪華なメニューも登場する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外食を楽しめてない人も多いのでは。安心・安全を一番に考えたビュッフェ、好みの料理を好きなだけ堪能しよう！
※新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
