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にっこり笑顔のハリネズミに悶絶…!「神様から怒りん坊にされてしまった動物に、安心と癒しを伝えていく」ハリネズミとの生活【画像45枚】

  • 2020年8月29日
  • Walkerplus

コロンとしたフォルムが癒される!と近年人気を高めているハリネズミ。塚本翔太さん(@darcytheflyinghedgehog)はそんなハリネズミの魅力を世界に伝えたいと発信し続けており、そのインスタグラムフォロワー数は現在33万人以上。塚本さんの撮影する愛くるしいハリネズミの姿は世界からも注目されており、海外の雑誌や新聞にも取り上げられている。今回は、そんな塚本さんにハリネズミの魅力について聞いてみた!

■癒しを求めて出会い、今でも魅了される
ハリネズミに魅了され、世界に発信を続ける塚本さんだが、どのようにしてハリネズミに出会ったのだろうか。
「10年前、仕事の疲れから小動物に癒されたくなったのがきっかけです。検索サイトで“一人暮らし ペット”と入力したら検索候補の一番下にハリネズミと出てきて、ハリネズミって飼えるの?と興味を持ち、飼育に関していろいろと調べ始めたんです」
当時はハリネズミがいるペットショップが少なく、探すのに一苦労だったものの、薄い針色でキレイな顔立ちの子に出会い、一目ぼれしてお迎えしたのだそう。かわいらしいハリネズミだが、犬や猫のように懐いてくれることはなく、知能も高くはないためアイコンタクトなどのコミュニケーションも取れないのが難しいところ。しかし「少しずつ飼主の匂いに慣れさせたり、怒らないように優しく触れているうちに、私の手を温かいベッドだと思うようになり、手のひらに乗せると眠るようになりました。その時感じた背中の硬い針とおなかの柔らかいモフモフのギャップに今でも魅了され続けています」とのこと。

■ズバリ、ハリネズミの魅力は?
犬やネコなどさまざまなペットがいるが、ハリネズミならではの魅力とはいったいどんなものなのだろうか。
「ズバリ“距離感”ですね。ハリネズミは警戒心が強く、無理に接するとストレスになります。しかしながら病気や怪我、温度管理などとてもデリケートな動物ですので、嫌われないようにしっかり体調をチェックしながらお世話をする事が重要です。まるで反抗期の子供を見守る親のような。“いてくれるだけで幸せ”と感じる事がハリネズミとの付き合い方の基本ですが、その子に合った接し方をすれば、彼らは徐々に心を開いてくれます。もちろん個体差はありますが、いつも怒るタイミングで針を立てなくなったり、顔や耳を触らせてくれるようになったり、おなかをマッサージさせてくれる子もいます。そうなると健康チェックもしやすいですし、何より距離が縮まった瞬間はたまらなくうれしいのです」と塚本さん。ハリネズミを飼うということは、神様から怒りん坊にされてしまった動物に「大丈夫だよ、怖くないよ」と、安心と癒しを伝えていくストーリーなのだという。

■豊かな表情や世界観の秘密
インスタグラムでアップされるハリネズミたちの表情は、驚くほど豊かだ。写真の撮り方についてこだわっている点もあるのだという。
「ハリネズミの習性や個体の“癖”を見極めることです。“この子は怒りん坊だけど、寝起きにとってもかわいい顔をする”とか、“この子は鼻先にそっと息を吹きかけると上を向く”など、ちょっとしたアクションやタイミングでかわいい瞬間を捉えることができます。その際、物音がしたり視界に動きを感じると針を立てて怒る子が多いので、常に息を止めるくらい存在感を消し、カメラはシャッター音の出ないサイレントモードにしています。帽子をかぶせたり手に何か持たせたい時は別撮りして、後から合成することが多いです。その方が自然な表情をしてくれます」とのこと。
また塚本さんの作品は、まるで絵本の中のような世界観なのも魅力の一つ。時間をかけて撮影セットを作り「ハリネズミがここにいるだけでかわいい」という空間作りを心掛けているのだそう。
そのほか、目や耳などのパーツに特徴がある子はチャームポイントとしてクローズアップしたり、最も特徴の出る角度から撮影するなど「ハリネズミの顔の見分けがつかない」という人にも“それぞれに個性がある”ということが伝わる写真を目指しているのだとか。

なかでもお気に入りの写真は、塚本さんの飼っていたショパンくんと、ショパンくんの娘であるラニちゃんとの2ショット写真。「寝る前に“パパ、絵本を読んで”とお願いしているような、仲睦まじい親子の雰囲気が大好きです」と語る。ショパンくんは1歳10ヶ月の若さで亡くなってしまったこともあり、とても大切な思い出の写真なのだそう。

■ハリネズミを取り巻く環境の変化
最後に、ユーザーに伝えたいことを尋ねてみた。
「これからハリネズミの飼育を検討している方に知っておいていただきたいのは、ハリネズミにはまだまだわからない事があり、病気が多いということ。3歳を超えると腫瘍のリスクが高まりますが、うちのショパンのように1歳で腫瘍が発生する事もありますし、老衰で亡くなる子は少ないです」と、飼育する難しさがあるのだという。
しかし塚本さんが10年前ハリネズミを飼い始めたころと比べると、ハリネズミを取り巻く環境は大きく変わっており、ペットとしてのハリネズミの認知度が高まったことで、ハリネズミを診てくれる病院が増え、飼育用品やエサの種類も充実してきたのだとか。
「その中でもハリネズミを研究している先生方は、日々ハリネズミの寿命を伸ばすために取り組んでいます。病院に通い、統計を増やす事で知見も広がりますので、お迎えした際は何かあればぜひハリネズミに詳しい先生に診てもらってください。みんなで病院の先生を応援し、今後のハリネズミ達を幸せにしていければいいなと、私は思います」

「我が家のハリネズミ達のかわいい姿が、飼い主だけでなく世界中のどこかの誰かの癒しになってくれたらいいな」という気持ちでSNSに投稿している塚本さん。9月には、塚本さんが撮影したハリネズミ、ショパンくんの写真が採用された「ネピア 鼻セレブティシュ 3コパック」(オープン価格)が発売されるのだそう。今後も塚本さんの投稿は、世界中の人々を魅了し続けることは間違いない。

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