今年の年末年始は自宅で過ごすことが多くなりそうですね。そんな家での楽しみといえば「家飲み」ではないでしょうか? 好きなお酒を飲みながら美味しいおつまみを食べるのはとても至福の時間ですよね。
とはいえ、何も気にせず食べたり飲んだりしたら太ってしまうと心配になりますよね。薬膳のプロである筆者が、食べすぎ防止に役立つ「おつまみに使いたい食材」をご紹介します。
お腹がいっぱいなはずなのに、もっと食べたいと食欲が止まらない経験は誰しもあると思います。薬膳のベースのになっている中医学(中国伝統医学)では、この状態を「胃熱(いねつ)」といい、胃に熱がこもっていると食欲が止まらないと考えます。
この状態を引き起こす原因として、主に2つのことが挙げられます。
お酒を飲むと食欲が止まらなくなるという経験があると思います。辛い物や揚げ物、アルコールは胃に熱をうむ食べ物です。
ストレスが溜まると身体の巡りが滞りやすく、滞りが生じた部分から熱がうまれて食べたいモードにスイッチが入りやすくなります。
休み期間中は一年のご褒美もかねてパーティーメニューが多くなるため、前者の要因で食べ過ぎてしまうことが多そうですね。そんな時は以下の食材に頼ってみてください。
胃に熱がこもっているのならば、その熱を鎮静させる必要があります。冬は寒いので温める食材をとる必要がありますが、時と場合によります。
食欲がある時に生姜やにんにくなどの熱をうみやすいものは控え、クールダウン食材をチョイスしましょう。
一番おすすめしたいのが「トマト」。食べ過ぎ防止の強い味方になります。
しかし、生で食べるとお腹を冷やしてしまうので加熱していただきましょう。
食べ過ぎを防ぐうえ、ダイエットの観点から見ても嬉しい食材です。
豆腐ステーキ、湯豆腐、温奴、豆腐サラダなどレシピのバリエーションも広く嬉しいですね。
食べ過ぎ防止&むくみケアに役立つ食材です。
白菜のお浸し、白菜と豚肉のミルフィーユ鍋、白菜とツナの和えものなど、加熱していただきましょう。
食べ過ぎないようにと思っても、年末年始は気がゆるんでしまうもの。暴飲暴食をして罪悪感にさいなまれないためにも、ご紹介した食材を味方につけて食べ過ぎを防止しましょう。
(薬膳ライフバランスプランナー/国際薬膳調理師/コラムニスト 倉口 ゆうみ)
【関連記事】
・朝の一杯で体ポカポカ!1分で作れる出汁なしで美味しい味噌汁
・乾燥が免疫力低下を招く!?体の内側から乾燥をケアする食材
・糖質オフの味方!美肌&風邪対策に役立つカリフラワーの魅力
・リラックスタイムのお茶で綺麗に!無印良品の「体が喜ぶお茶」