この先、30日(金)から31日(土)は低気圧や前線の影響で九州から関東の広い範囲で雨が降るでしょう。6月1日(日)から2日(月)も関東や東北は雨が続きそうです。今年の梅雨入りの傾向についてもお伝えします。
明日27日(火)から29日(木)は高気圧に覆われますが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるでしょう。晴れる所もありますが、東海や関東などを中心に曇りや雨となりそうです。30日(金)は高気圧が東へ離れ、西から低気圧や前線が近づくでしょう。31日(土)にかけて九州から東北は広い範囲で雨が降る見込みです。東京都心では5月に入ってから10日(土)に14㍉、17日(土)に28㍉、24日(土)に6.5㍉と3週連続で土曜日に雨が降っています。31日(土)に雨が降れば、4週連続で土曜日に雨となり、5月としては実に2008年以来17年ぶりのことです(当時は3日、10日、17日、24日、31日と5週連続)。雨や風が強まる可能性もありますので、今後の予報にご注意ください。1日も関東や東北は曇りや雨が続くでしょう。一方、北海道はこの先一週間は晴れる日が続く見込みです。
この一週間は、先週ほどの季節外れの暑さはなさそうです。29日(木)頃までは九州から東海を中心に25℃以上の夏日の所もありますが、30日(金)は九州から東北は夏日になる所はなく、関東などでは20℃に届かずヒンヤリした空気に包まれそうです。一方、札幌では30日(金)は夏日となるでしょう。6月1日(日)になると、九州から東海を中心に再び夏日の所が増えそうです。
6月3日(火)は沖縄と九州は曇りや雨ですが、近畿から北海道はおおむね晴れるでしょう。ただ、4日(水)は九州から東海で雨が降るでしょう。その後も東海は6日まですっきりしない空模様が続きそうです。関東や東北、北海道はしばらく晴れる日が続く見込みです。沖縄は6日(金)以降は梅雨の晴れ間が続きそうです。
最高気温は、沖縄と九州から東北にかけて25℃以上の夏日の日が多いでしょう。7日(土)と8日(日)頃は特に気温が高く、大阪や名古屋などでは真夏日(最高気温30℃以上)一歩手前まで上がりそうです。
既に沖縄、奄美、九州南部は梅雨入りしており、他の地域でもそろそろ梅雨入りが気になる所です。梅雨入りの平年は、九州北部は6月4日頃、四国は6月5日頃、中国地方、近畿、東海は6月6日頃、関東甲信は6月7日頃となっています。昨年はいずれも平年より遅い梅雨入りとなりました。
5月22日に日本気象協会が発表した梅雨入り予想によると、九州北部や四国、中国地方、近畿、東海、関東甲信は平年並みの予想です。北陸や東北南部、東北北部は平年並みか平年より遅い予想で、6月中旬頃になりそうです。来月になるとあちらこちらで梅雨の足音が近づいてくるでしょう。