今日25日の明け方にかけては、四国や東海で局地的に非常に激しい雨が降りましたが、日中は天気が回復へ。関東の雨のピークは朝までとなりそう。雨がやんでも、崖や増水した川には近づかないようにしてください。
昨日24日の夜から今日25日の明け方にかけては、本州付近を進む低気圧や前線の影響で、太平洋側では大雨になった所があります。
1時間降水量は、三重県熊野市の熊野新鹿で73.5ミリ(24日23:33まで)と、5月としては観測史上1位となる雨量を観測。三重県鳥羽市で71.5ミリ(25日0:56まで)、高知県室戸市の佐喜浜で69.0ミリ(24日19:56まで)と、非常に激しい雨が降りました。雨がやんでも、崖や増水した川など危ない場所には近づかないようにしてください。
午前5時30分現在、発達した雨雲は関東を中心にかかっていて、関東は朝にかけてが雨のピークとなるでしょう。沿岸部では、1時間に30ミリの激しい雨が降る所がありそうです。伊豆諸島は、昼前にかけて局地的に激しい雨が降るでしょう。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。
今日25日の日中は西から天気が回復し、雨の中心は北日本に移るでしょう。
東北は本降りの雨となり、昼頃にかけては一時的に雨の降り方が強まる可能性があります。北海道は、明日26日の朝にかけて広い範囲で雨が降り、海上を中心に風が強く吹くでしょう。この時期としては、まとまった雨になりそうです。
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。