今日13日はたっぷりの日差しで北から南まで気温上昇。30℃に迫る暑さの所もあり、全アメダス地点の3割以上で25℃以上の夏日に。15日にかけて広く晴れて、連日の夏日も。週末は暖かく湿った空気が北上。気温に加えて湿度もアップ。曇りや雨でも気温が高く、熱中症に注意。
今日13日(火)は日本付近は高気圧に覆われて、朝からたっぷりの日差しが降り注ぎました。
北海道から九州にかけての広い範囲で昨日12日(月)よりも気温が上がり、全国のアメダス地点のうち3割以上にあたる330地点以上で最高気温が25℃以上の夏日となりました。
最高気温は、島しょ部を除いて一番高かったのは、京都府福知山市で29.3℃、兵庫県朝来市和田山で29.1℃、島根県津和野町で29.0℃と30℃に迫る暑さでした。
東京都心は25.6℃と2日ぶりに夏日となり、北海道帯広市では今年初めて25.0℃以上の夏日となり、都心の気温を上回る26.1℃を観測しました。
明日14日(水)も広い範囲で晴れの天気が続き、今日13日(火)と同じくらいまで気温が上がる見込みです。
最高気温は、東北から九州、沖縄にかけての広い範囲で25℃以上の夏日になり、東京都心も今日13日(火)から4日連続の夏日となる可能性があります。内陸部ほど気温が上がり、福島や前橋は28℃まで上がる日もあるでしょう。
また、北海道の札幌でも15日(木)、16日(金)と25℃以上の夏日が続きそうです。
空気はカラッとしていても、まだ体が本格的な暑さに慣れていないため、熱中症に注意が必要です。
さらに、週末にかけて高気圧が強まるとともに前線が北上します。気温に加えて、湿度も上がり、不快な蒸し暑さに変化するでしょう。曇りや雨でも暑さ対策を忘れずに行ってください。
上のグラフは、総務省消防庁が発表した平成20年から令和6年までの熱中症による救急搬送者数です。
記録的な猛暑となった昨年は全国で97,578人が熱中症で救急搬送されました。これは、調査を開始して以来、過去最多を記録しました。
例年7月(灰色で表示)、8月(黄色で表示)に急増しますが、5月(緑色で表示)から熱中症にかかる方が増え始めます。
今年は5月1日〜4日までのデータですでに175人の方が熱中症で搬送されました。
暑さへの備えとして、体を暑さに慣らすために無理なく運動や入浴を行う「暑熱順化」を行うと熱中症にかかりにくくなります。エアコンの試運転なども事前に行っておくと良いでしょう。本格的に暑くなる前に、できる対策を行っておきましょう。