コロンと肥大化した葉が対になっているリトープス。
眺めているとどんどん愛着が湧いてくる形をしているリトープスですが、実は季節によって水やりの仕方が違うんです。
今回はそんなリトープスの水やりの仕方を、簡単にご説明したいと思います!
秋〜冬にかけて、リトープスは生育期に入ります。
変化は見えにくいですが、10月頃から生長を始めます。
そのためこの時期は、土が乾いたらたっぷり水を与えてください。
水のやり過ぎで根腐れすると思われがちですが、この時期は過湿に敏感な時期ではないので、大丈夫です。
真冬の時期は、低温で生長が鈍くなるので、乾かし気味にしましょう。
完全に乾いて2、3日経ってから水を与えてください。
春に入ると、リトープスは脱皮を始めます。
脱皮を始めるまでは水をたっぷり与えますが、脱皮期に入ったら乾かし気味にしてください。
脱皮時に水が多いと、脱皮しかけの葉っぱがさらに脱皮を始め、「2重脱皮」を起こす可能性があります。
2重脱皮を起こした場合葉っぱが成長しきらず、株が小さくなってしまいます。
乾かし気味にし、脱皮をできるだけ早く終わらせて、次の休眠期に備えることがとても大事です。
梅雨頃から秋口にかけて、リトープスは休眠します。
この時期は湿気にとても敏感で、水を与えすぎると根腐れを起こすので、水やりは基本的には必要ありません。
細根を傷めないように、湿らせる程度の水やりは大丈夫ですが、ここで与えすぎると枯れる原因になってしまいます。
加減がわかるようになるまで、慣れが必要かもしれません。
水やりの方法が少し難しくややこしいリトープスですが、手をかけて見守っていけば、その期待に応えるようにどんどんと大きくなっていってくれます。
ポイントを押さえれば育てやすい種類なので、生長期と休眠期を把握して、状態に合わせた水やりを心がけましょう。