多肉植物の種類は、最も成長する時期の違いによって、「夏型」「冬型」「春秋型」の3つのタイプに分けることができます。タイプによって性質が違うため、育てるにあたって注意すべきポイントが変わってくるんです。
それぞれの特徴と注意点を紹介していきます。
初夏から秋にかけての温度で最も成長するのが夏型の多肉植物です。
夏型は、冬には休眠状態に入って成長がストップします。
ほとんどの種類が日差しを好み、たくさん日光を浴びせてあげる必要があります。ただし強い直射日光に晒しすぎると葉焼けを起こす可能性があるので注意してください。
高温に耐え得るものがほとんどですが、夏型の多肉植物であっても20℃程度までが生育に適した温度である種類のものもあるので、その点も注意が必要です。
基本的に乾燥には強いため、冬は根腐りを防ぐため、水遣りは控えめに行いましょう。
冬型の多肉植物は夏型のものと正反対の性質を持っており、冬に成長して夏の暑い時期には休眠に入ります。
寒さに強い代わりに暑さには極端に弱いものが多いため、夏場の管理には十分注意してください。
水遣りはほとんど必要ありません。高温多湿を嫌うため、日陰や風通しの良いところに置いてあげましょう。
特にじめじめしやすい梅雨の時期は要注意です。
名前の通り春と秋に成長し、それ以外の時期には成長が止まるタイプの多肉植物です。
夏型・冬型というタイプ分けが比較的有名ですが、春秋型というタイプもあることを知っておいた方が良いでしょう。
過ごしやすい気候を好みますので、極端な低温や高温になる時期は室内で管理した方が良さそうです。
やはり多湿は嫌いますので、夏は風通しの良い日陰、冬は室内の日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
夏型と冬型ではポイントが真逆になるように、種別を知っておくことはとても重要です。
多肉植物を育てる際には、どのタイプに属するものなのかを必ずおさえておくようにしましょう。
※トップ画像はPhoto by りのか*さん@GreenSnap
