
シフォンなどの薄手の布端を縫うときや三つ折りを細く仕上げたい場合によく使う「三つ折り端ミシン」。袖口や裾上げなどの端処理に行う工程です。しっかり丁寧にご紹介いたします!
はじめに
今回は三つ折り端ミシンをご紹介します。

三つ折りミシンとは袖口や裾の布端がほつれてこないように折って縫うことです。
布端部分を2回折り、布が3枚重なった部分をミシンで縫います。
三つ折り端ミシンはシフォンなどの薄手の布端を縫うときまた三つ折りを細く仕上げたい場合によく使います。

それでは始めていきましょう。
やり方手順
今回使う布地はそれぞれおもてと裏がわかりやすいように、表裏の見た目が違うものを使っていきます。

今回は0.4cm幅で仕上げたい場合の三つ折り端に芯をご紹介します。
この場合縫い代は1.4cmとっておきます。

布地の裏側から縫い代1cmアイロンで折ります。
1cmを定規で測りながら折り、アイロンをかけます。

アイロン定規があると折り上げたい幅のラインに合わせて縫い代を手早く折り返すことができます。

折り目の山から0.1cmのところ、赤い線のところを直線ミシンで縫っていきます。

ミシンの縫い目の際を布切りハサミで切り落とします。

この時にできあがり線が少し見えるくらいにカットしましょう。

布地の裏側から縫い代をできあがり線で折ります。

先ほど1cm折ったのでできあがり線から布端までは0.4cmあります。
できあがり線の印を見ながら上下で0.4cm測って折り、アイロンをかけます。

1回目にミシンで縫った縫い目に重ねてその上からもう一度ミシンで縫います。
縫い目は綺麗に重なる方がいいですが、おもて側からは今縫っている縫い目しか見えないので多少のズレは気にしなくてもいいでしょう。

これで三つ折り端ミシンができました!

基本的な工程なので手早く綺麗にできるとソーイングがもっと楽しくなりますね。
YouTube動画
ソーイングの基礎をもっと知りたい方におすすめ!
ぬくもりでは、他にもたくさんのソーイングに関する基礎記事をご紹介しています。
「ソーイングの基本」の記事一覧はこちらから