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曲線の縫い代の開き方(きれいに作るコツ)│動画あり/裁縫

  • 2024年5月17日
  • NUKUMORE

洋服や小物の作品作りをしている途中のアイロンがけ、していますか?仕上がりの美しさを左右する重要な役割を果たしているのがアイロンです。こまめにアイロンをかけることが美しい作品を仕上げる第一歩!カーブ部分の縫い代をきれいに開く方法を解説します!

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はじめに

今回は「曲線で縫った縫い代を開く方法」をご紹介します。工程ごとにこまめにアイロン作業をすることで、作品の仕上がりのきれいさに差が出ます。
綿・麻など薄い布地の縫い代を開く方法と、ウール素材など厚地の縫い代を開く方法で解説。ぜひ手作りの参考にしてください!

コットンやリネンなど普通地の縫い代を開く

K65_4024_flow_1_1715604624 コットンやリネン素材などの普通地を、曲線で縫ったものの縫い代を開いていきます。
アイロンの温度は素材に合わせて選びます。

まずはじめに縫い目を整えます。縫い目に沿うようにアイロンをかけていきます。
このアイロンをすることで縫い目をまっすぐにしたり、布が糸で波打ってしまっていたりするのを整えます。このひと手間がとても大切です。縫い代を開くときのきれいさが変わってきます。

縫い代をはさみで短く切るか、切り込みをいれます。これはカーブで布がつれてしまわないようにするためです。

縫い代をカットするか、切り込みを入れたものとそうでないものを見比べてみると、切り込みを入れている方が断然美しい仕上がりなのが分かります。 K65_4024_flow_5_1715819521 カーブなどの立体的な部分にアイロンをかける場合は、この「まんじゅう」(プレスボール)があると便利です。 K65_4024_flow_3_1715819565 まんじゅうのカーブに沿うところで布を開いて置きます。
指を使って縫い代を開きます。
アイロンの先端を使って縫い目を開きます。

カーブに合わせて本体の布地を動かしながら、アイロンをかけていきます。
開いた縫い代を押さえるようにして、再びアイロンをかけます。

縫い代がきれいに開けました。

ウール素材など厚い布地の縫い代を開く

K65_4024_flow_2_1715604643 ジャケットやコートなどに使われる厚地を曲線で縫ったものの縫い代を開いていきます。

アイロンの温度は素材に合わせて選びます。
厚地などの布地にアイロンをかけるときは、当て布をします。
当て布はデリケートな布地にアイロンをかけるとき、布地が直接アイロンに当たらないようにするための布です。繊維がつぶれて光ってしまうのを防いでくれます。

当て布は表面に凹凸が少ない薄いコットン素材のものがおすすめです。大判のハンカチなどでも良いでしょう。


まずは縫い目を整えます。当て布をします。
先程と同様でミシン目に沿うようにアイロンをかけて縫い目を整えます。

縫い代をはさみで短く切るか、切り込みをいれます。これはカーブで布がつれてしまわないようにするためです。
まんじゅうのカーブに沿うところで布を開いて置きます。

指を使って縫い代を開きます。
アイロンの先端を使って縫い目を開きます。
カーブに合わせて本体の布地を動かしながら、アイロンをかけていきます。

開いた縫い代を押さえるようにして再びアイロンをかけます。このときに縫い代と布の間に厚紙をはさみます。 K65_4024_flow_4_1715819534 厚紙をはさむことで、おもて面に布の段差による「アタリ」ができるのを防ぐことができます。
当て布をしながらアイロンをかけていきます。

布のカーブに合う位置を変えながら、厚紙を入れ直しアイロンをかけていきます。

縫い代がきれいに開けました。 K65_4024_flow_6_1715819542 今回は曲線で縫った縫い代を開くコツをご紹介いたしましたがいかがでしたか?
手間は増えますがアイロンをこまめにかけることで、仕上がりに差が出てきますのでぜひ試してみてください。

YouTube動画

こちらで紹介した手順は動画で見ることができます。是非ご覧ください。

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