美人の代名詞にも使われるほどの有名人ですが、逸話が語り継がれているだけで、女性ゆえなのか、詳細がわからない方です。美人と言われるのに顔の絵も残っていません。色紙に貼って飾るのがおすすめです。素敵な雅の世界がぱっと広がりますよ。
百人一首「花の色はうつりにけりないたづらに我身世にふるながめせしまに」
必要な材料
「着物」「肌着の衿」「着物の衿」「単衣(ひとえ)の衿」「単衣」「唐衣」「顔」「髪の毛」「裳」「引き腰」「袴」の11個に分かれて、材料表の図に部位別に記載があります。
図案(無料ダウンロードあり)
【顔の実物大】
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●A4サイズの紙で、縦で、倍率100%で印刷してください。
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●図案によるいかなるトラブルが発生しても弊社は一切責任を負わないものとします。
【図案『六歌仙「小野小町」』をダウンロードする】
「髪の毛」の作り方
髪の毛の材料に約1mm幅の切り込みを入れる
01 ①を2つに折り、顔の左右を包む様に貼る
02 ②を顔を包む様に左に貼る。③を顔を包む様に右に貼る
03 ④を縦にニつに折り、上部の両角を折り、顔の後ろに貼る
「引き腰」の折り方
01 中心に重なるように観音折り(中心が幅広の三つ折り)
02 中央に友禅の細紐を貼る
「袴」の作り方
01 三角形に折る
02 段折りしてから下の角を折り上げる
03
04 うらがえす。中心に合わせて折り目をつけ、ひらきながら段折りする
05 図のように折る
06 角を折る
07 できあがり
「裳」の作り方
01 箱ひだをたたむ
02 段折りしてできあがり
「顔」の作り方
※前述の顔の図案をダウンロードをしてから作り始めましょう。
01 二つに折る
02 頭の型紙を乗せる
03 型紙に合わせ巻きのりづけしできあがり
「着物」の作り方
01 5枚の紙を次の順に重ねる
①友禅 ②こうぞ(深緑) ③こうぞ(水色) ④こうぞ(黄緑) ⑤こうぞ(黄色)
02 うらがえして、中心に折って折り目をつけ、①の表1枚を残しそのほかの紙を三角に切り取り袖の切り込みを図のように入れる
03 袖部分を3枚それぞれを5mmずつ折る。さらに三角部の①衣を重ねたまま図のように顔を折る
04 首をひらく
05 2枚重ねたまま図のように切り取る。さらに首を折り戻す
06 左図の「重ねの衿(A)」を1枚ずつ分けて首に巻くように着せる
07 左図の「肌着の衿」を着せる。衿の先は少し切り取って首に巻く
08 左図の「単衣(ひとえ)の衿」を着せ、肩の線で折る、更に「着物の衿」を着せ、後ろで交差するように折る
09 袖を段折りする
10 表に返し、両袖を前に折る
11 裾を後ろに折り上げ袖の重ねをずらしておく
12 後ろの裾の紙を少しずつずらしてから、段折りする
13 ※単衣、唐衣の各パーツをつける。単衣の袖口に合わせて袖を折る
「肌着の衿の作り方」
01 2枚(着物の衿は5枚)を重ねて三角に切り、左右それぞれを半分より少し控えて折る
02 肌着の衿は1枚ずつ分けて着せる。着物の衿は1枚ずつに分けて、少しずつずらして重ねなおす
「単衣の衿」の作り方
01 三角に切る
02 三角に折る
03 角を折る
04 下部を折る
05
「単衣の袖口」の作り方
細長く二つに折り、端を折って相互にかみ合わせて平たい輪をつくる
※輪の長さは着物の袖口幅に合わせる
「単衣の裾」の作り方
端を1cm幅で折り着物の裾に合わせて段折りして形をつくる
「唐衣の袖」の作り方
・半分に切って、左右に切り分ける
・袖口①を折ってから袖の段折りにはさみ込む様に着せる
・②~⑤を着物の袖を包むように折る
「唐衣の紐」の作り方
三つ折りして紐にし、2本を結ぶ
「唐衣の衿」の作り方
半分に切って左右に切り分け、半分に折って着物の肩にかける様に袖に差し込む
本「雅の世界を和紙で折る 和紙折り紙人形」の紹介
ご紹介した「六歌仙『小野小町』」のレシピを掲載している本はこちらです。
折り紙のレシピをもっと見たい方におすすめ!
「六歌仙『小野小町』」のレシピに興味のある方にぜひおすすめしたい、折り紙に関する本をご紹介します。