
身近な草木で染物を楽しみましょう!ビワの葉はアミグダリンやクエン酸を多く含み、お茶として愛飲される方も多くいますが、染色でもきれいなビワ色に染めることができます。アミグダリンの鎮痛作用か、煮出している間の香りに、不思議と心が休まります。
準備するもの
草木染の基礎は別ページで紹介しているので、こちらも参考にしてください!【草木染めの基礎】はこちらから
・木綿の化粧ポーチ 30g(濃染処理をしたもの)
・ビワの乾燥葉 30g(布と同量)
・みょうばん 3g
・ボウル 2個
・ザル、不織布、バケツ、箸
作り方
濃染処理をしたポーチを、先媒染する
01 事前に濃染処理をしておいたポーチを水に浸けます。

02 ポーチの重さの20~40倍量の湯を沸かし、みょうばんを溶かして媒染液を作ります。

03 媒染液にポーチを浸し、浮き上がらないよう箸で動かしながら弱火で10分ほど加温します。
ビワの葉を煮出す
04 ポーチの重さの20~40倍量の湯にビワの葉を入れます。

05 沸騰したら中火で20分ほど煮ます。

06 ザルと不織布で5をこしとります。
ポーチを染める
07 6をボウルに移し、ポーチを静かに浸します。

08 浮き上がってこないよう箸で押さえ、少しずつ動かしながら、中~弱火で20分ほど染めます。

09 火を止め、30分~1時間放置冷却します。
水洗いする
10 軽く水気を絞ります。

11 水洗いします。

【MEMO】
生のビワの葉でも染めることができます。その場合は、布の重量の3~5倍量の葉を用意してください。なるべくごわごわした大きな葉を使うのがポイント。
一年中染められますが夏~秋ごろの葉がいちばんきれいに染まります。
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