和歌山市が擬人化キャラクターで地元PR 6キャラクターを広告に起用

  • 2025年4月24日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 和歌山市と市内5カ所を擬人化したキャラクターを使ったシティープロモーションを4月7日、和歌山市が始めた。(和歌山経済新聞)

 和歌山市の擬人化キャラクターポスター。(左から)「和歌浦和歌子」「雑賀崎海老子」「和歌山市子」「和歌山城子」「山東竹ノ子」「加太鯛子」

 4月に発足の「シティプロモーション課」の初仕事。同課は、県外向けの広報活動や移住定住の推進、民間事業者との連携などを担当する。「EXPO2025 大阪・関西万博」に合わせ、同市の認知度向上のため大阪府で駅広告を企画。擬人化キャラクターを作った初の広報を行った。

 キャラクターは、和歌山市を擬人化した「和歌山市子(わかやまいちこ)」、和歌山城をモチーフにした「和歌山城子(わかやまじょうこ)」、加太地域を擬人化した「加太鯛子」、雑賀崎地域を擬人化した「雑賀崎海老子」、和歌浦地域をモチーフにした「和歌浦和歌子」、山東地域を擬人化した「山東竹ノ子」の6人。同課の山本優さんによると、キャラクターは商用利用可能な生成AIを使い、日本のアニメ風のイラストで各地域の守り神をイメージして作成したという。同市を知らない人に地名と特徴が分かるよう命名した。「紀州の門番」「虎伏山から街の安寧を祈る」など、各キャラクターに地域の特徴を盛り込んだキャッチコピーを添える。

 山本さんは「さまざまな広告が並ぶ駅構内で通行人の興味を引く広告を考えた。複数の案の中で最もチャレンジングな企画を選んだ」と話す。「まだ名前しか決まっていないが、反響があればキャラクター設定を皆さんと考えたり、絵師に描いてもらったり、新たな展開をしていきたい。各地域でもキャラクターを活用してもらえたら」とも。

 今後はJR和歌山駅前地下の「わかちか広場」などでも公開予定。

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