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アルバルク東京(以下、A東京)のライアン・ロシター選手が、Bリーグ2024-25の「レギュラーシーズンセカンドチーム」に選ばれ、5月30日に渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)で行われた年間表彰式「B.LEAGUE AWARD SHOW2024-25」で表彰された。(シブヤ経済新聞)
功労者として表彰された香川ファイブアローズの岡田優介選手
1989年アメリカ生まれのロシター選手は、2013(平成25)年に来日し、Bリーグの前身の一つとなったNBLのリンク栃木ブレックス(現・栃木ブレックス)で日本でのキャリアをスタートし、2019年に日本国籍を取得。日本代表も経験。2021‐22シーズンからA東京に所属。攻守の要として、要所での得点だけでなく周りを生かすアシスト、高いリバウンド力、相手のミスを誘う好守などでチームを引っ張っている。今季は1試合で得点・リバウンド・アシストを2桁以上記録するトリプルダブルを達成するなど、月間MVPに2度選ばれた。
Bリーグでは優勝を果たした初年度にリバウンド王を、2019‐20シーズンには「レギュラーシーズンベストファイブ」をそれぞれ受賞していた。3度目の個人賞で初受賞となった「レギュラーシーズンセカンドチーム」は、B1登録のヘッドコーチ、選手、一部メディアによる投票で選出された。
ロシター選手は「リーグは年々よくなっていて、いい選手がたくさんいるから表彰されるのはいつだって素晴らしいことだ」と受賞を喜び、「みんなに会えてうれしかったよ」と表彰式を振り返った。
A東京は今季44勝16敗中地区2位でレギュラーシーズンを終え進出したチャンピオンシップ(CS)は、昨季と同じベスト8(準々決勝敗退)で終えた。「タフだった。目標の優勝には届かず、CSでの負け方は本当にひどかった。それをモチベーションにして来年はもっと強くなって戻ってきたい」と今季を振り返る。オフについては「Bリーグは本当に長いシーズンだから回復させる必要がある。もっと良くなるためにトレーニングするよ」と話した。
表彰式ではシーズンMVPや新人賞、得点王・リバウンド王などの各部門のリーダーズなども表彰。功労者の一人として、B3リーグ・香川ファイブアローズの岡田優介選手が表彰された。岡田選手は青山学院大学卒業後にトヨタ自動車アルバルク(現・A東京)で選手キャリアをスタート。3ポイントシュートを武器に複数のチームでプレーし、日本代表も経験。選手会の立ち上げ、初代会長を務めるなどコート外でも活動。公認会計士でもあり渋谷をホームタウンに活動する3x3チーム「TOKYO DIME(東京ダイム)」の運営なども手がけている。
岡田選手は2児の父親でもあることから、「やりたい気持ちはすごくあるし、もう少しできたと思うが、そのくらいで辞めておくのもまた一つかな。家族がいて責任がある。本当はあと1年やるつもりだったが、早めて家族の元に帰ることにした」と今季で18年のキャリアに終止符を打った。渋谷での表彰式には「(東京ダイムが)活動している街だし、イベントをやったこともある場所で、ホーム感がある場所で最後のイベントは面白いなと思った」と笑顔を見せた。
「戦う舞台を変える」と言う今後は、東京ダイムのスクール事業の拡大など、育成や教育、キャリアに関する事業に意欲を見せている。