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日本発・国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(以下SSFF & ASIA)2025」のオフライン上映が5月28日に始まる。(シブヤ経済新聞)
俳優の別所哲也さんが創設者となり1999(平成11)年に原宿で始まった「アメリカン・ショート・ショート フィルムフェスティバル」を前身に、2001(平成13)年に改名したショートショートフィルムフェスティバル(SSFF)。2004(平成16)年には米アカデミー賞から公式認定を受けるとともに、東京都と共催でアジア作品を集めた「ショートショート フィルムフェスティバル アジア(SSFF ASIA)」を兄弟映画祭として初開催した。以降、SSFF & ASIAとして両祭を同時開催している。
27回目を迎える今回のテーマは「creative active generative」。別所さんは「僕にとって映画祭は子どものような存在。毎年毎年、それぞれの個性やさまざまな表情を持った子どもを生み出している=generativeな場」と言い、「コロナ後、海外からの来日監督の数も増え、映画祭は世界中のクリエーターが集まり、情報交換したり互いにインスパイアし合ったりして、新しいワクワクする種が生まれる。そこには、作品を見に来てくれるお客さんやサポートしてくださる企業や団体の皆さんも欠かせない存在で、それぞれがアクティブ(active)に映画祭に参加し、楽しむ。そんな映画祭はまさにクリエーティブ(creative)で僕が目指したかったもの」とコメントを寄せている。今年は応募で集まった4592作品の中から250作品を紹介する。
ライブアクション部門(インターナショナル、アジア インターナショナル、ジャパン)、ノンフィクション部門、アニメーション部門で構成するオフィシャルコンペティションは、各部門優秀賞が翌年のアカデミー賞短編実写部門に推薦される。そのほか、国内の25歳までの監督が製作した作品が対象となる「U-25プロジェクト」、日本とサウジアラビアの外交樹立70周年を記念した特集「サウジ ヴィジョンズ」、AI(人工知能)を使って製作された作品の特集「AIプログラム」、子どもを対象とした作品をラインアップする「キッズプログラム」、韓国のショートフィルムを特集する「K-SHORT」、今年新たにスタートした「ホラープログラム」などを用意。
渋谷区とタイアップする「Shibuya Diversityプログラム」は、区の基本構想「ちがいを ちからに 変える街。」を普及・啓発する取り組みの一環として2017(平成29)年から展開。人種やジェンダー、老後などダイバーシティーとインクルージョンをイメージした作品をラインアップ。今年は、NFLアルリルワン・アディヤミ選手のノンフィクション「いきがい」、視覚障害があるティーンエイジャーのエルバンと友達になろうと奮闘する、医療輸送車で一緒になる車椅子に乗った「ご機嫌取り」ダヴィッドのやり取りを描く「小さな怪物たち」など5作品を上映する。
渋谷区内の上映会場は、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)「スペース オー」(今月29日~6月1日)、WITH HARAJUKU(神宮前1)「WITH HARAJUKU HALL」(同6日~10日)、WITH HARAJUKU「LIFORK HARAJUKU」(同6日~8日)。同11日には「LINE CUBE SHIBUYA」(宇田川町)でアワードセレモニーを予定。オフラインに先駆けて今月24日からオンラインで配信が行われている。上映作品は会場により異なる。
東京会場のプログラム券は、一般=1,800円、学生・シニア・障害者割引=1,500円、小学生未満無料。