渋谷で「ひつじのショーン展」　誕生30周年記念、撮影セット再現も

　英クレイアニメーション「ひつじのショーン」の展覧会「ひつじのショーン展 with ウォレスとグルミット」が5月16日から、渋谷モディ（渋谷区神南1）2階の「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」で開催される。（シブヤ経済新聞）

　「ウォレスとグルミット 危機一髪！」よりニック・パーク監督によるショーン

　羊のキャラクター「ショーン」の誕生30周年を記念した同展。ショーンは、発明家のウォレスと犬のグルミットによるコメディー「ウォレスとグルミット」のキャラクターで、1995年の「ウォレスとグルミット 危機一髪！」で初登場。「shorn（毛を刈られた）」という名前の由来の通り、セーターを着た脇役の羊として登場したが、「人気が出た」ことからショーンを主人公にしたスピンオフ作品として2007年に「ひつじのショーン」のテレビ放送が始まり、2015年には初の映画「映画 ひつじのショーン～バック・トゥ・ザ・ホーム～」が公開された。

　同展は、テレビシリーズの放送開始15周年を記念して2022年～2023年に京都や新宿で開催した「ひつじのショーン展」を、新たにキャラクター誕生30周年記念として展開する。スクリーンデビュー作の撮影に使われた展示物など、実際に撮影で使われたコンセプトアートやジオラマなどを展示。英国アカデミー賞（BAFTA）アニメ映画賞を受賞した「ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない！」に登場した展示物を日本初公開。今年公開予定のテレビシリーズ7の本編で登場するシーンを再現したセットを世界初展示する。

　ミニチュア写真家・田中達也さんとコラボレーションした作品として、30周年を記念した新作セットなども展示する。

　開催時間は11時～19時。入場料は、一般＝1,000円、当日券＝1,200円。6月29日まで。