昨年8月に富山で開催されたソフトボールの「第46回全国中学校女子大会」で初優勝した東海大菅生高校中等部(あきる野市菅生)ソフトボール部の活躍をたたえる優勝記念碑が同校球技場入り口前に建てられ、5月17日に除幕式が行われた。(西多摩経済新聞)
同大会には全国の予選を勝ち抜いた28校が出場。菅生は決勝で強豪の神田女学園(東京都)を4-0で破り、頂点に立った。大会では、鍛え上げられた守備力と切れ目のない打線で対戦相手を圧倒した。
除幕式には島田幸成理事長、布村浩二校長、村田隆一総監督率いるソフトボール部員ら学校関係者と、中嶋博幸あきる野市長、臼井建あきる野市議会議長ら来賓を合わせて100人が出席。島田理事長、優勝時の3年生、関心春さん、吉本心渚さん、樽見美来さんらが綱を引くと淡いピンクに輝く記念碑が現われ、盛大な拍手が贈られた。
「全国制覇」、部訓の「報恩感謝」の文字と監督・選手らの名前が彫られた記念碑は御影石製で、高さ1メートル、幅1.2メートル。青梅市の岸石材店が施工した。
引き続き、3月下旬に開催され、菅生の部員たちが活躍した「第2回U-15アジアカップ」、「第21回都道府県対抗全日本中学生大会」の優勝報告会が行われた。
アジアカップには川合瑠香捕手、北村葉琉投手、山本優依内野手の3人が代表入り。主力として活躍し、チャイニーズ・タイペイとの決勝戦では、川合捕手がマスクをかぶり、北村投手が勝利投手となった。
都道府県対抗には原崎菜緒内野手、小澤彩良内野手、大森すみれ外野手、西峯里桜外野手の4人が代表入り。東京優勝に貢献した。
島田理事長は「日本一は正しく快挙。U-15日本代表に3人が入り、世界一を目指すことも素晴らしい。将来、五輪選手になって活躍してほしい」と期待を寄せた。中嶋市長らが賛辞、激励の言葉を贈った。
村田総監督は「技術もさることながら、選手たちは自立して、考え、行動できる。心身の成長が、よい結果につながっている」と強さを分析した。
U-15日本代表は6月27日からイタリアで開催される「第2回ワールドカップ」に出場する。