長崎グルメのデジタルスタンプラリー　地元再発見のきっかけに

　観光アプリ「STLOCAL（ストローカル）」で現在、長崎グルメを楽しむデジタルスタンプラリー「長崎ぐるっとスタンプラリー」が行われている。（長崎経済新聞）

　ゼンリン（福岡県北九州市）が運営する同アプリは長崎市の観光型MaaS実証実験としてスタートし、2022年3月に公開。長崎観光の魅力の一つであるまち歩きを楽しむ情報を発信するとともにデジタルチケットやデジタルスタンプラリーなどの機能を備えることで、地域に観光客が訪れ、周遊する仕組みを提供。「ながさき食べローカル」などグルメ情報にも力を入れながら、長崎県内各地に順次エリアを拡大してきた。

　同アプリを使ったデジタルスタンプラリーは昨年10月から、ランタンフェスティバルなどのイベントとコラボするなど約1カ月スパンでテーマを設けて行ってきた。

　第9弾となる今回は初の飲食店コラボ企画として、「食の宝庫・長崎」をテーマに長崎市内を中心に42店が参加。長崎グルメとして知名度の高いちゃんぽんやトルコライスなどだけでなく、郷土料理として親しまれてきた卓袱（しっぽく）料理や〆グルメとして愛されてきたおにぎり、カステラなどのスイーツ、地酒など10ジャンルに分けてチェックポイントを設けた。

　参加者はチェックポイントとなる店を利用すると、店に設置したQRコードを読み込みチェックインする。3カ所以上チェックインすると「Map Design GALLERY 長崎スタジアムシティ」（長崎市幸町）で参加賞の限定ステッカーがもらえる。7カ所以上のチェックインで長崎グルメが当たる抽選に応募できる。

　同社の小川昭太郎さんは「長崎を訪れる観光客向けのアプリだが、地元の方にも楽しんでもらえるコンテンツを用意している。スタンプラリーにはこれまで通算で9600人以上に参加してもらい、毎回参加する熱心な参加者もいる。今回は王道グルメだけでなく、隠れた名物にもスポットを当てた企画。多くの人に参加してもらい地元の魅力を再発見してもらえれば」と参加を呼びかける。

　参加無料。6月30日22時まで（プレゼント応募は7月7日12時締め切り）。