9人制バレーボール一般女子カップ「第3回握りのはやし杯」が4月20日、時津小学校(時津町野田郷)体育館で行われ、長与町のチーム「ブルーエンジェル」が優勝に輝いた。(長崎経済新聞)
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主催する長崎のすし店「握りのはやし」(長崎市葉山町)店主の林健一さんは、学生時代にバレーボールに夢中になっていた経験者。「地域を盛り上げる取り組みにつなげたい」とバレーボール一般チームに携わる後輩に声をかけ、3回目の開催となる。
同大会には時津町や長与町を中心に長崎県南部地区で活動する6チームが参加。午前中2グループに分かれてリーグ戦を行った。昼食には同店からすし盛り合わせや協賛する「ヨシダのバル」のオードブルなどをチームごとに配布。参加者らは舌鼓を打った。
午後からは各グループからの勝ち上がりによる決勝戦と3位決定戦が行われた。決勝に駒を進めた「Aquick」は昨年優勝した「グランツ」が名称変更したチームで、ブルーエンジェルにとってはリベンジマッチとなる一戦。試合序盤は拮抗(きっこう)していた両チームだが、今年はチーム全体の仕上がりがいいという「ブルーエンジェル」が徐々に引き離し、21-13で第1セットを先取。白熱した試合に会場が沸いたものの勢いが止まらないブルーエンジェルが点差を広げ、第2セット21-14とストレート勝ちで優勝を決めた。
多くの協賛が集まった同大会。表彰式では、優勝したブルーエンジェルに花束のほかステーキ肉や日帰り温泉チケットなどが贈られた。抽選会ではカニやマグロのほか、希少な芋焼酎「森伊蔵」などを用意。抽選でチームと背番号が呼ばれる度に歓声が上がり、大いに盛り上がった。
ブルーエンジェルとAquick、3位の「IIMORI」は次回の出場が確定。残り3チームは抽選による入れ替えを行う。「毎年『参加したい』という問い合わせも増え、今年は10チームから参加チームを決めた。多くの賛同で景品が用意でき、開催する度に盛り上がってもらっている」と話す林さん。「楽しみながら参加してもらい、競技レベル向上にもつなげてもらえれば」と期待を込める。