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米原・青岸寺で「縁市」 境内全体を舞台にアート展示や音楽演奏も

  • 2025年6月3日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 米原駅から徒歩7分ほどの場所にある青岸寺(米原市米原)で6月8日、2回目となる「青岸寺縁市(えにしいち)」が開催される。(長浜経済新聞)

 作家らの出店ブースもある

 青岸寺は国の名勝指定を受けた枯れ山水庭園がある曹洞(そうとう)宗の寺院。当日は、本堂、書院、客殿、参道、グラウンドといった境内全体を舞台にアート展示や音楽ライブを行うほか、飲食・物販ブースも設ける。4月30日から書院で公開中の西川礼華さんと松井亜希子さんによる共同展「生死展(いきしてん)」も同日まで開催。

 音楽ライブは、本堂で演奏する工藤祐次郎さんをはじめ、県内で活動する10組以上の演奏者が出演。当日の音響担当者との縁によって集まった出演者たちが時間帯ごとに演奏を披露し、境内のどこかで常に音楽が流れている空間を演出するという。

 出展者も、県内を中心に活動する作家や飲食店が中心。前回同イベントを訪れた来場者の中から「ぜひ出展したい」と名乗りを上げた2組も加わるなど、「訪れた人と場の間に生まれた縁が新たな展開を見せている」という。

 「親子で一緒にクオリティーの高いアートや音楽に触れられる機会は、ありそうでなかなかない。だからこそ、子どもたちが大人と並んで作品を見たり生の演奏に耳を傾けたりでき、親子でアートを楽しめる場を作りたかった」と実行委員は口をそろえる。実行委員の林和浩さんは「1回目の開催後には『来て良かった』という声が多く寄せられた。今回はさらに多様な人が集い、出展者と来場者が互いに刺激を与え合うような一日になれば」と期待を込める。

 3年前からアートを切り口としたイベントを毎年開催している同寺院。住職の永島匡宏さんは「寺は本来、芸術や文化の発信地だった。今の時代にもその役割を取り戻し、地域で創作する人たちの存在を伝えていきたい」と話す。

 「一日を振り返り、『いい日だった』と感じてもらえるイベントになればうれしい。主催側も、来場者も、一緒に楽しめる時間にしたい」と実行委員の澤薫さん。今後も「親子で気軽にアートと出合える場として継続開催を目指す」という。

 開催時間は12時~20時。雨天決行。入場料は500円(小学生以下100円)。参道、グラウンドの飲食エリアは無料で入場できる。当日は無料駐車場として、同寺院の参拝者用駐車場と米原保育園、ゆたに公民館の駐車場合わせて約50台分を用意する。

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