松本・あがたの森公園で開催される「クラフトフェアまつもと2025」に合わせて、5月24日・25日、松本中心市街地で多彩なイベントが行われる。(松本経済新聞)
今年で41回目を迎える「クラフトフェアまつもと2025」は、約260組の作家が出展する。イオンモール松本(中央4)空庭屋外・やまびこ広場を会場にする「クラフトスクエア」では、展示・販売のほか、ワークショップや実演を行う。
信毎メディアガーデン(中央2)では、布、糸を素材として制作している作家による「松本ぬのといと」を開催する。テキスタイルデザイナーの野口光さんによるダーニングワークショップも行う。屋外広場スクエアでは、「御使者宿(おししゃやど)市」と「五月の宵祭」を開く。
六九商店街では「六九工藝(げい)祭」として、ギャラリーだけではなく生花店や刃物店、空き店舗なども会場にして作品を展示。フードやドリンクのブース出店もある。マツモトアートセンター(大手1)では、「不完全」と題した展示と、トークイベントを行う。
松本城大手門枡形(ますがた)跡広場(大手3)では、「工芸の庭」として、クラフト作品を展示・販売。松本市立博物館(同)では、信州大学人文学部芸術系ゼミ生による読書会やワークショップ(24日)、音や石に着目した街歩きツアー(25日)も。
先月29日に開幕した「工芸の五月」の参加ギャラリーでも企画展を展開。松本・中町の「蔵シック館」(中央2)では23日に、8組が参加する「蔵フトセレクション2025」が始まった。陶芸、木工、染織、革製品のほか、ヨーロッパの伝統的なコード刺しゅうを施したアクセサリーや、さまざまな素材を用いた帽子など、多彩なアイテムを展示販売。同館スタッフの野本満里恵さんは「器や家具のほか、身に着けるものなど、個性豊かな作品がそろった。作家との会話も楽しんでほしい」と話す。