「緑のgoo」は2025年6月17日(火)をもちましてサービスを終了いたします。
これまで長きにわたりご利用いただきまして、誠にありがとうございました。
長泉町の静岡県新文化施設(長泉町東野)で5月25日、「クレマチスガーデンマルシェ」が開催された。(沼津経済新聞)
ミニ演奏会の様子(関連写真4枚)
同イベントは、静岡県や民間団体と連携し、「mishima vege marche(三島ベジマルシェ)」「クレマチスとバラの鑑賞」「ミニ演奏会」などと共に行われた。
会場は、イタリア人彫刻家ジュリアーノ・ヴァンジの名を冠し、2023年9月までヴァンジ彫刻庭園美術館として利用されていた庭園部分。現在は静岡県に譲渡され、新たな利用方法を模索している。当日は朝まで雨が降った影響で、会場レイアウトを一部変更。クラフト作品の展示や飲食コーナーの一部が展示棟内に変更され、多くの来場者でにぎわった。
三島ベジマルシェの運営スタッフ・鈴木あいさんは「ベジマルシェは長泉町のクレマチスの丘以外に三島市や沼津市でも開催しているが、ここではイベントのファンに加え、クレマチスの丘のファンも来ている。ここの庭園は街なかから15分くらいで来られるのに、非日常感を体験できる特別な空間。今は夏バラやクレマチスが満開のすてきな庭園を楽しんでほしい」と話す。
三島ベジマルシェには51店が出店し、焼き菓子やコーヒー、総菜、お弁当などの飲食物に加え、ドライフラワーやハンドメイド雑貨・アクセサリーなどが販売され、お昼前には総菜やお弁当が完売する盛況ぶりだった。また、クレマチスの全国シェアの約7割を占める長泉町のクレマチスも販売されていた。来場者は店舗をまわりながら、庭園のバラやクレマチスの花と彫刻の共演を楽しんだ。
今月、同施設で「夏バラ鑑賞会」を開いた「ながいずみ観光交流協会」の牛島康祐事務局長は「この施設の魅力を自然と芸術が調和した癒やしの空間と捉え、鑑賞会を企画した。600人ほどが参加してくれたことで、この庭が地域住民に愛されていることを改めて感じた。参加者からは、この庭園に関われる機会を今後も作ってほしいとの意見を頂いたたので、静岡県の運営方針が決まるまでは継続的に実施していきたい」と話す。