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飯塚にソフトクリーム店「だがソフ」 システム会社が地域活性化目指し出店

  • 2025年5月30日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 飯塚の東町商店街にソフトクリーム専門店「だがソフ」(飯塚市飯塚3)がオープンして、6月5日で1カ月がたつ。(筑豊経済新聞)

 台湾パインソフトクリーム=飯塚のシャッター街を活性化「だがソフ」

 経営者の犬丸勤さんは以前、システムエンジニアとして30年以上会社勤めをしていた。「会社員だった頃、地方創生で特産品の開発やマーケティングのサポートをしていたが、振り返ると、自分の地元では何もやっていないと感じた。それなら、地元に帰って仕事をしようと思い戻ってきた」と振り返る。

 犬丸さんは3年前、地元・飯塚に戻り、システム会社を立ち上げた。「システム会社は事務所があればできるので、事務所プラス店として駄菓子店を立ち上げ、『だがシステム』と名付けた。2店舗目として『ひがしまちマルシェ』の名で、大分県の野菜を販売する店を近くに立ち上げた。今回、『ひがしまちマルシェ』の一角に、お菓子作りが得意な同級生の友人と、ソフトクリーム専門店『だがソフ』をオープンした」と話す。店舗面積は30平方メートル。店内4席とテラス席を4席用意。カウンターやメニューなどは犬丸さんやスタッフが手作りした。

 同店の名前の由来は、「だがシステムソフト開発部」で「ソフトクリーム」と「ソフトウエア」をかけている。

 数あるスイーツの中でも、ソフトクリームを扱うことにした理由について、「駄菓子店に来てくれるのが家族連れのお客さまが多いので、買って帰るだけではなく、商店街の滞在時間を伸ばしたかった。ソフトクリーム片手に商店街を回ってもらえたら」と犬丸さん。

 商品は、芯まで食べられる台湾産のパインを使った「台湾パインソフト」(650円)、竹炭を練り込んだコーンを使った「ブラッククリスピーコーン」(380円)などのオリジナルソフトクリーム20種類以上。「マスターのちょっとにがめのホットコーヒー」(280円)も提供する。

 商品開発の担当者は、研究のために全国のさまざまな場所のソフトクリーム専門店を回ったという。「遠いところでは北海道までソフトクリームを食べに行った。その中で一番おいしいと思った濃厚な北海産の生乳を使ったソフトクリームを取り入れた」と話す。

 今後について、犬丸さんは「お客さまには、ソフトクリームを食べながら商店街を回って楽しんでほしい。当店は一つのモデルケースとして、システムエンジニアをやりながら駄菓子屋をやったり、流通の手伝いをしながら青果店をやったり、ソフトクリームを販売したりして、一つではない形でいろいろな人がいろいろな事業をして、シャッターを開けていけたら」と期待を込める。

 営業時間は11時~17時。水曜定休。

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