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お正月には「恵方参り」も。東北東の神社仏閣へ詣でて開運!【年末年始のマナー】

  • 2023年12月28日
  • レタスクラブニュース


年末年始には、古くから伝わる風習がたくさんあります。でもその意味や正しい作法は、意外と知らないもの。いざというときに迷わないよう、年末年始のしきたりやマナーを「現代礼法研究所」主宰の岩下宣子先生に教えてもらいました。

今回は、初詣の一つ「恵方参り」について。いつもの氏神様への初詣と合わせて行うと、運気がより高まるそうですよ。

よりパワーがもらえる恵方参りで開運を引き寄せよう!

初詣には、「恵方参り」というものがあります。
恵方とは、その年の福徳を司る神様「歳徳神(としとくじん)」がいる方角のことで、自宅から見て恵方にある神社や寺院をお参りするのが「恵方参り」です。

恵方はその年の干支によって定められ、毎年変わります。
2024年の干支は「甲辰(きのえたつ)」なので、恵方は「東北東」です。
恵方参りをする場合、自宅から半径750m以上離れた恵方の延長線上にある神社仏閣や教会にお参りをすると縁起がよく、開運につながると言われています。
ただし、お墓のある寺院と稲荷神社は神様とつながる場所ではないので避けましょう。

「初詣は何回してもいいので、まず氏神様や恵方の神社をお参りしてから好きな神社をお参りしましょう。また、お参りの際はきれいな服装を心がけてくださいね」(岩下先生)

服装について特に決まりはありませんが、神様にご挨拶に行くので、大切な人に会いに行く時と同じように、きちんとした服装が望ましいでしょう。

お正月の恒例行事として、氏神様への初詣には行くものの、恵方参りまで意識している人は少ないのでは?
来年は恵方にある神社仏閣や教会を探して、足をのばしてみることをおすすめします。
ちなみに初詣はお正月だけですが、恵方参りは新年のほか、立春、春分、夏至、秋分、冬至も効果が高いそう。年始に行けない場合は、季節ごとにお参りをしてパワーをもらいましょう。



教えてくれたのは
岩下宣子先生
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。『日本人なら知っておきたいしきたり大全』(講談社)、『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』(中経の文庫)など著書多数。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)。

文=さいとうあずみ


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