数が多くなりがちな子ども服は、管理が大変!お子さんが増えればなおさらですね。子どもが自分で下着や服を選んで着られるように、収納の仕方を一工夫しませんか? 収納のプロの能登屋さんに、子ども服の収納と管理の仕方を教えてもらいました。
教えてくれたのは▷能登屋英里さん
ビジュアルコンサルタント、整理収納アドバイザー。52平方メートルのマンションに家族3人で暮らし、約1.5畳のクローゼットに全員の服を収納。雑誌レタスクラブ「家事が2割減る片づけ」を連載中。
【迷いのクローゼット】子ども服の管理不能...
コレで迷わない!期限を決めて親子で見直しする
サイズアウト、よれた服は春夏、秋冬でチェックする
すぐにサイズアウトしてしまう子どもの服は、大人以上に定期的な見直しを意識したいもの。
「子ども服の収納は1コーナーに1アイテムが基本で、わかりやすさを重視。年に2回は見直しを心がけてシーズンオフの服を間引き、子どもが自分で服を選べる数に絞りましょう」
よく着る服とそれ以外の場所を分ける
今よく着る服はメインのケースに。それ以外の薄手や厚手など、気候に合わせて調節したい服は、紙袋などを利用してもいいので、別の場所へ。同じケースに入れないように。
下着や靴下は3~5セットに絞る
下着類はつい数が増え、古いものが埋もれている場合も。
「常時3セットなど、まんべんなく着回せる数を決め、穴があいたりゴムが伸びたら交換する循環システムを!」
取り出しやすい筒状に畳む
ケース収納のAさん宅では、筒状にたたんで取り出しやすく。
「ハンガー掛け収納や引き出し収納でも考え方は同じ。子どもが自分で選びやすく、取り出しやすいことが重要」
上下をひとまとめに畳むと取り出しやすい
パジャマはトップスをボトムスでくるむように畳むと、子どもが自分で取り出しやすく、着替えがスムーズに。
「ついでにパンツもセットにしておくのも手です」
パジャマは季節ごとに2〜3セットが目安
夏冬ともにパジャマは1人2セットなど、数は少なめにすると、洗濯も収納もラクになると能登屋さん。
「サイズアウトが早いので、少数を着倒す方が効率的!」
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数が多すぎると管理しにくいので、数を絞って取り出しやすい形状に畳むのがポイント。子どもが自分で選びやすくなるように、分かりやすさを重視しましょう!
撮影/木村文平 イラスト/日江井香 編集協力/田中理恵
文=徳永陽子