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つらい凝りや偏頭痛にも。不調改善を助ける健康法「爪もみ」にトライ!

  • 2023年9月27日
  • レタスクラブニュース


季節の変わり目でなんだか体がだるい...。病院に行くまででもないちょっとした不調をセルフケアでなんとかしたいと思う人、多いのではないでしょうか?

そんな人におすすめなのが「爪もみ」です。
爪もみとは、爪の生え際を指でもんで刺激して、血液の流れを助け、自律神経の乱れを整える健康法。ふだんから行うことで、不調を感じにくい体を目指しましょう!

「爪もみで不調改善を目指す」今回は、首・肩の凝りや偏頭痛など、日頃のお悩みに合わせた爪もみのツボをご紹介します。


▶︎教えてくれたのは
鳴海理恵先生


「VE&BI 治療院」院長。鍼灸・あん摩マッサージ指圧師、食事療法研究家。「爪もみ療法」考案者であり、父でもある福田稔医師の理論を受け継ぎ、自然治癒力を引き出す治療に生かしている。
http://vebia.net/

まずは、爪もみで刺激するツボと基本のもみ方をおさらいしましょう。

もっと元気になりたい人におすすめのツボ「井穴」とは

「爪もみで刺激するのは、爪の生え際にある「井穴 (せいけつ)」というツボ。爪の横幅のいちばん広いところの両端からの延長線上に位置する爪の生え際にあります。自律神経のバランスを整えるツボで、末しょう神経や毛細血管が密集しています。臓器や器官の反応点も意識して爪もみを」(鳴海先生)





■基本のもみ方
「ギュッと押し込みながら揺らしてつーんと響く反応があり、指を離したあと響く感じがあれば効いています。基本は10秒ずつで不調に対応した指か、もんで痛い指は20秒刺激して。寝る前に行なうと効果的です」(鳴海先生)
※しつこく押したり、力を入れ過ぎたりすると爪まわりが傷つくので注意してください。

【手の場合】


井穴に親指と人さし指を当て、痛気持ちいい強さでもみながら揺らす。親指から小指の順に10秒ずつもんで1セット×3セット左右とも行なう。

【足の場合】


足の井穴の場合も手と同じやり方でしっかりと刺激する。親指から小指の順に10秒ずつもんで1セット×3セット左右とも行なう。


ケアしたい不調に合わせた爪もみのツボ

ケアしたい症状が複数ある場合、一度にいくつも行なわず、いちばん緩和したい症状ひとつを優先して行ないます。日によって緩和する症状を変えると効果的なので、日がわりで第二候補の症状の反応点を刺激してみて。

肩・首の凝りに



首や肩の凝りは自律神経のバランスが乱れて、血流が滞り、毒素がたまっているサイン。流れをサポートするための指、人さし指、薬指、小指を強め、長めに刺激するのがおすすめ。

■この指をチェック!


人さし指:気 (エネルギー) の詰まり解消に◎
薬指:代謝アップを手助けする
小指:循環器の働きをサポート

【もみ方】
親指と中指は10秒ずつ、人さし指、薬指、小指は20秒ずつ、痛気持ちいい強さでしっかりともみながら揺らす。


偏頭痛に



自律神経のバランスが乱れ、副交感神経が優位になり、血管が拡張し過ぎて起こるのが偏頭痛。人さし指、薬指への強い刺激がおすすめで、特に交感神経への作用が期待できる薬指はより強くもんで。

■この指をチェック!


人さし指:頭の気 (エネルギー) の詰まり解消に◎
薬指:交感神経への刺激が期待できる

【もみ方】
人さし指と薬指は20秒、もみながら揺らし、薬指は人さし指よりも力を入れて強くもむ。親指、中指、小指は10秒でOK!


冷えに



冷えは、「頭熱足寒」状態の分かりやすい症状。血管の収縮作用と代謝の悪さが影響しているのでバランスを整える指である、親指、薬指、小指を集中的に刺激して。

■この指をチェック!


親指:水分のバランス調整をサポート
薬指・小指:自律神経への刺激が期待できる

【もみ方】
親指、薬指、小指は20秒しっかりと。痛気持ちいい強さでもみながら揺らして刺激を伝えて。人さし指と中指はそれぞれ10秒もんで。

忙しさにかまけて、ちょっとした不調は我慢して乗り切る...なんて人もいるかもしれませんが、爪をもむだけで少しでも元気になれるなら、試さない手はありません。皆さんもぜひやってみてください!

イラスト/のいぷらこ 編集協力/白倉綾子

文=さいとうあずみ

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