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つわり、ツラすぎ!!みんなどうやって過ごしたの?【フレンズ出産体験記 妊娠しているのに体重がマイナス5キロに…】<医師監修あり>

  • 2023年4月21日
  • レタスクラブニュース


2022年末に第二子を出産した、レタスフレンズの冷え田やっこさん。
第一子妊娠時にはあまり感じられなかったつわりでしたが、今回は2カ月もの間にさまざまな症状がありとても辛かったそう。体重は5キロ近くもマイナスになったとか。
つわりのピークとなった妊娠8~10週頃は、食べても食べなくても気持ち悪さや吐き気がつきまとうように。そんなツライつわりの時期に、自分自身とおなかの赤ちゃんのためにしたこととは何かあったのでしょうか。

妊婦さんが少しでも快適なマタニティ生活を送れるよう、冷え田やっこさんに今回の経験を共有していただき、女性医療クリニックLUNA横浜元町の副院長である小野寺真奈美先生に「つわり」についてお話を伺ってきました。



■つわりのピークで体重が大きく減少。健診で注射をすることに




妊娠3カ月の8週~10週、1日に何度も吐いてしまうようになってしまった冷え田やっこさん。日によっては食べられることもありましたが、食べればそれを吐いてしまい、一度吐いたことを引きがねにその後何度も吐いてしまうことが。また胃に何もないときには緑色の液体(胆汁)も吐いてしまったそうです。

冷え田やっこさん「娘と外出しているときは気が紛れているからか意外と平気なときもあったのですが、横になっているときなどは体調に集中してしまうせいか不調を感じやすかったようにも思います」






妊婦健診の際には、どれくらい食べられているか、水分を摂れているかなどの確認がありました。しかし、前回の健診から体重が大きく減っていたこと、そしてケトン値が高かったことから栄養剤を注射することに。保険適用外だったため会計時にはドキッとしたものの、注射を打ってもらったおかげか、気分が良くなり、その日はごはんが普通のように食べられたそうです。

■つわり時になんとか食べられたもの、食べやすかったもの






つわりの前半は冷やご飯と梅干しが食べられていましたが、後半になると食べると吐いてしまうことから後味の悪いご飯類や麺類は避け、パンやクラッカー、豆腐、ゼリー飲料を摂るように。温かいものよりは常温が、冷たいスープなども食べやすかったそうです。




ちなみに長女さん妊娠中ほんの少しだけあったつわりの際、食べたかったトマト系のものは全く食べられなかったとか。やっぱりつわり症状に同じということはないようです。


専門医に聞く「つわり」について





人によって全く状況の異なる、つわり。少しでも不安を減らし、ラクに過ごせる方法はないのでしょうか?現在、女性医療クリニックLUNA横浜元町の副院長であり、ご自身も2児の母親である小野寺真奈美先生に、つわりの対処法についてお話を伺ってきました。

■吐き気はホルモン物質の影響で嘔吐中枢が刺激されるから

よく知られているつわりの症状に「吐きつわり」がありますが、これは妊娠によるホルモン物質の影響により嘔吐中枢が刺激されて嘔吐を引き起こします。胃の中に何もないと吐くものがなく、冷え田やっこさんのように胆汁まで吐いてしまうこともあります。

吐きすぎて何も口にできなくなることでビタミンB1が欠乏してしまうと、怖いのがウェルニッケ脳症です。意識障害などの症状を引き起こす恐れがあるので、そういった症状を防ぐためにもビタミンを調整する必要があります。また脱水症状による血栓症のリスクもあります。
何も食べられない、飲めないというような状態であれば、やはり病院に相談するのが良いと思います。

■点滴などでビタミンや水分を摂取し状態を改善

妊娠すると普通体重は増えますが、、健診の際「お水も飲めない」「体重が減っている」「お小水の回数が減っている」という状態であれば、点滴による補液で全身状態を改善していきます。点滴により補液をすることでビタミンや水分の補充だけでなくだるさが抜けるなど、体も楽になっていきます。

■外出するときは飴やグミをポケットに

つわり時は日によって食べたいものや食べられるもの違っていて、何を食べたり飲んだりしていいか分からなくなってしまうことも多いかと思います。
食べられたとよく聞くのは冷えたお弁当、冷やし中華や冷麺といったちょっと酸っぱい系のもの。匂いを感じやすい温かいものは気持ち悪くなりやすいかもしれません。
食べつわりの方は外出時に飴玉やグミ、小袋のおやつ、小さめのおにぎりなど、ちょっと口に入れやすいものをポケットに忍ばせておくと良いかと思います。また、ビタミンCを飲むとスッキリすることもあります。



妊娠によるホルモンの影響で気持ち悪くなってしまうつわりは、「一晩寝れば良くなる」というわけにはいきません。体が辛いときは我慢をせずに病院へ。適切な処置をしてもらい、自分自身とおなかの赤ちゃんを大事に過ごしていきましょう。



冷え田やっこ
現在ポケモンにどハマりしているアラサーめがね主婦。2018年6月生まれの娘と2022年12月生まれの息子の育児漫画やエッセイ漫画で執筆中。SNSでー17キロの産後ダイエット漫画連載中。

取材・文=伊藤延枝
医療監修=女性医療クリニックLUNA横浜元町 副院長 小野寺真奈美先生

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