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鏡餅は置物でもOK? 令和版、お正月飾りの新常識

  • 2022年12月29日
  • レタスクラブニュース


新年を気持ちよく迎えるために飾る、鏡餅やしめ縄、門松などのお正月飾り。最近では、デザイン性の高いものもたくさんありますよね。そこで気になるのが、どのようなものを選べばいいのか、最低限守るべきことは何なのか、ということ。そこで、令和の時代に合った、お正月飾りの新常識について教わりました!

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▶︎教えてくれたのは
岩下宣子さん
「現代礼法研究所」主宰。30歳からマナーの勉強を始めたことで、相手を思う余裕が生まれ、かえって自由な気持ちになったそう。その経験を生かし、企業や学校などでの研修、講演でマナーの楽しさを伝えている。

今の暮らしに合わせて、自分で年末年始のルールづくりを!

「お正月は先祖=年神様を家に迎えて、ことしも家族が平和に暮らせますようにと願う日でした」と岩下さん。「鏡餅は豊作を象徴する米で餅を作った、年神様への供物。餅を食べることで神様の力を取り込むなど、一つ一つに込められた意味があります。その意味を理解して、感謝の気持ちを忘れなければ、風習やルールは各家庭でアレンジしていいのです。忙しさや状況に合わせて、無理せず楽しむことが一番。家族で楽しい年末年始の思い出をつくってください」

【編集部より】年中行事は、無理せず生活にメリハリをつけて楽しめればOK!
お正月をはじめ、昔から行われてきた年中行事は、必ずしもやらなければいけないものではありません。面倒くさい、負担になってしまうと感じるのではあれば、やらなくてもOKくらいの心構えでいいのです。とはいえ、コロナ禍で感じた人も多いと思いますが、行事やイベントなどの区切りがないと生活にメリハリが出ないのも事実。正月は、今年も頑張ろうと気合を入れるのに最適!最低限必要なことだけ押さえて、楽しむという気持ちを大切に行いたいですね。

令和版・鏡餅、しめ縄、門松のオキテ


何のためにするの?
正月飾りは、この家に年神様を招く道しるべのようなもの。ほこりを払い、邪気のない神聖な場所である証しがしめ縄、空から来る年神様を「待つ」=「松」で家に招くのが門松。神聖な食べ物である鏡餅を供えます。

令和はこれでもOK!
松の葉のリースやデザイン性のあるしめ縄など、インテリアとしても楽しんで
家の外側に松を飾ることに意味があるので、松の葉入りのリースや松の小枝をさりげなく玄関扉に掛けるだけでもOK。最近は花屋さんなどで華やかなしめ縄も売られています。風習に縛られるだけではなく、インテリアとして、おしゃれに楽しんでみては?



【編集部より】正月飾りで、和モダンなおしゃれを楽しむのが令和スタイル!
儀式というよりも、期間限定でインテリアのおしゃれをする感覚で楽しむのもおすすめ。しめ縄を選ぶ際は、「松」が入っている飾りを選ぶのがポイントです。

これだけはNGです!
鏡餅は食べられるものを。置物だけは避けて
鏡餅の置物を飾るのはよいですが、お供えした鏡餅は、後で食べることに意味があるので、置物とは別に用意を。29日は苦の日、31日は一夜飾りとなるため、26、27、28、30日に飾りつけを!

【編集部より】食べることで、神様にパワーをわけていただこう!
昔から餅は日本人にとって、五穀豊穣の象徴でした。そのため、飾った鏡餅に神様が宿り、それを食べるということに意味があります。最近はおしゃれな置物の鏡餅がたくさん売っているため、置物を飾る場合は、小さくてもよいので食べられる鏡餅も一緒に飾りましょう!

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スーパーやお花屋さんなどで、いろいろな種類のお正月飾りが売っていて、どれを買えばいいのか迷ってしまいますよね。必要最低限のポイントさえ押さえておけば、自分流にインテリア感覚で飾ることができます。ぜひ、楽しみながら、気持ちよく新年を迎えてください。

編集協力/田中理恵 編集部コメント取材/松田支信

【レタスクラブ編集部】

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