会食、近所や親戚付き合い、冠婚葬祭、お金と贈答…。日常のさまざまなシーンで、何が正解か迷ったことはありませんか?
そんなシチュエーションに備えて、エチケットを学んでおきたいものです。
今回はいざというときに迷わない、「大人」の基本満載のマナーをご紹介します。
トイレを借りるときはひとこと。ペーパーの「三角折り」はしなくていい
訪問は1~2時間ですませるようにしたいもの。トイレは借りずに失礼したいところですが、行きたくなってしまったら、「化粧室をお借りしていいですか?」とひとことお断りを。
使い終わったあと、トイレットペーパーを引き出しやすいように三角に折るのがマナーと聞いている方もいるかもしれませんが、三角折りはしなくてもいいことです。
消毒をしていない手で何度もペーパーを触るのは不衛生。お店などで折ってあるのは、「掃除をすませましたよ」というサインなのですから、一般家庭でまねする必要はありません。
作=岩下宣子
【著者プロフィール】
岩下宣子
「現代礼法研究所」主宰。NPOマナー教育サポート協会理事・相談役。30歳からマナーの勉強を始め、全日本作法会の故・内田宗輝氏、小笠原流・故小笠原清信氏のもとでマナーや作法を学ぶ。現在はマナーデザイナーとして、企業、学校、公共団体などで指導や研修、講演会を行う。近著に『相手のことを思いやるちょっとした心くばり』(三笠書房)がある。
※本記事は岩下宣子著の書籍『40歳までに知らないと恥をかく できる大人のマナー260』から一部抜粋・編集しました