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「やっちまった!」「買って良かった!」子育て主婦のオンラインショッピング事情を大調査

  • 2021年5月19日
  • レタスクラブニュース
緊急事態宣言が延長され、まだまだ続くおこもり生活。外出頻度が減るいっぽう、増えていくのは体重とポチる回数…なんて人も多いのでは?(はい、私です…)。コロナ以前と以降とで、大きく変わった生活様式。そのひとつが買い物です。『短時間』に『少人数』で『3日に一度』と、必要最低限の買い出しが求められるコロナ禍において、今急激に需要が高まっているのが「オンラインショッピング」。

そこでレタスクラブでは、子育て主婦のオンラインショッピング事情をレタスクラブアンケート部の皆さんに尋ねました。(2020/4/23~2021/4/27実施:回答者2043人のうち「女性・既婚・子どもあり・23歳~50歳」の子育て主婦552人の回答を抽出)。

そこから見えてきたのは、子育て主婦目線のオンラインショップ活用術。買って良かったものから、購入時の注意点まで、コロナ禍の買い物をちょっと豊かにするアイデアも満載です!



■【8割以上の人が月に1度はポチっと買い物】

まず、ひと月にどれくらいの頻度でオンラインショッピングを利用しているか聞いたところ、「月に1回」が36.1%と最も多く、次いで「月に2~3回」が29.7%。この2つを合わせた「月に3回以下」の人の割合は、65.8%と全体の2/3を占めました。いっぽう「オンラインショッピングはほぼしない」と回答した人は14.9%。このことから、85%以上の人が、月に1度はオンラインで買い物をしていることがわかります。

ひと月当たりの利用額については、「5000円~10000円未満」が23.7%でトップ。次いで「3000円~5000円未満」19.9%、「1000円~3000円未満」18.5%、「10000~20000円未満」12.5%と続きます。平均的な月あたりの利用額はおよそ5400円。家計を預かる主婦としては、やはり財布の紐はあまり緩めないように気をつけている人が多いようです。

ちなみに、よく利用するオンラインショッピングサイトは、「1位 楽天市場」、「2位 Amazon」、「3位Yahoo!ショッピング」と、大手モール系サイトが3位までを独占。様々なイベントやセールが開催されたり、高還元率のクレジットカードでポイント連携できたり、一定条件下で送料無料になったりなどのサービスで、人気を集めているようです。

■【オンラインショッピングをするタイミングは?】

家事に仕事に子育てにと忙しい子育て主婦。どんなタイミングでオンラインショッピングをしているのかも聞いてみました。



1日のうちで、オンラインショッピングをよくする時間帯はいつごろですか?


6:01~9:00:13票(2.5%)
9:01~12:00:43票(8.4%)
12:01~16:00: 71票(13.9%)
16:01~20:00: 86票(16.8%)
20:01~24:00:282票(55.2%)
深夜0:01以降:16票(3.1%)

アンケート結果から、半数以上の人が20:01~24:00の時間帯にオンラインショッピングをしていることがわかります。一日の家事を終えて、ホッと一息つけるのがこの時間帯ということですよね。また、
・「夜中には買わない」
・「お酒が入ってる時は買わない」
という意見もちらほら。確かに思考力が低下している時は、ムダなものを買ってしまいがちです。そのため、
・「一度買い物かごに入れて、後日再検討してから購入する」
ことで、衝動買いを阻止している人も。その場ですぐにポチるよりも、商品を吟味して購入するという慎重さが、「月に3回以下」という買い物頻度にも表れているのかもしれません。

■【コロナ以降、オンラインで買うようになったものとは?】

次に、2020年のコロナ禍が始まってから、オンラインショッピングの利用が増えたかどうかを尋ねたところ、「増えた40.8%」「減った 1.5%」「変わらない 57.7%」という結果に。「減った」人に比べ、「増えた」人の割合が圧倒的に多いことから、外出自粛や来店規制が敷かれた影響により、オンラインショッピング需要が高まっていることがわかります。

では、実際にどんなものを買っているのかをランキング。コロナ禍で買うことが多くなったものについて、その理由も尋ねてみました(複数回答可)。

【1位 ファッション】
・「ショッピングモールのような全年代の人が多く集まる場所に行くのが不安」
と外出自体を控えるためという声が大多数でしたが、
・「ネットだとゆっくり選べる」
と、オンラインショップならではの利点を感じている人も。

【2位 食品・飲料】
・「旅行ができなくなったので、行ったつもりでその土地のものをお取り寄せ」
・「家でお酒を飲むことが増えたので、ビールを箱買い」
など、旅行や外食が楽しめないぶん、おうちごはんを充実させる人が増えたよう。

【3位 日用品】
一番多い理由としては、やはり店での感染リスクを避けるためでしたが、
・「何回も店に行くより、ネット通販のまとめ買いのほうがラクだし、安いことも」
と、まとめ買いのメリットを感じている人や、
・「家族が家にいる時間が増えたことで、ペーパー類の消費量も増えた」
と、単純に多く買わざるを得なくなったという事情もうかがえます。

【4位 化粧品】
・「いつも使っているものだから、あえて店頭に行く必要がない」
・「カウンターでお試しができないなら、行く意味がない」
新商品をあれこれテスターでお試しするのも、化粧品を買う際の楽しみのひとつ。それができない今、いつものアイテムをポチるという買い方が増えたのかもしれませんね。

【5位 本・電子書籍】
・「書店で誰かが触ったものではなく、新品が購入できる」
と、オンライン購入や電子書籍へシフトする動きが見られました。また、
・「自宅にいる時間が増え、本を読むことが増えた」
ことで、自分のための本はもちろん、子どもの絵本などを購入する人も多数。

【6位 贈答品】
・「なかなか会えない、遠方に住む両親へのプレゼント」
・「コロナ禍で会えない友人への誕生日プレゼント」
など、帰省の自粛や、友人との会食を控える中、せめてプレゼントを贈ることで交流をはかろうという心情がうかがえます。ホントに早く、自由に会えるようになりたいものですね。

【7位 ベビー用品】
・「おむつなどはかさばるので、荷物を減らすため」
・「子どもが自宅で遊ぶため、おもちゃを買うことが増えた」
外で遊べない子どもの運動不足解消のため、室内用ジャングルジムやトランポリンなどの需要も急増。一時はネット上で品切れ状態になることもあったようです。

【8位 家具・キッチン用品】
・「おうち時間が増え、買い替えや新しいものが欲しくなった」
家にいる時間が長くなったことで、より居心地のよい空間を求めるように。大掃除からの不用品処分や模様替えなど、家の中を一新して新たなものを購入する動きもみられました。

【9位 健康商品・サプリメント】
・「運動する機会が減ったための健康維持」
など切実な声も挙がっていました。

【10位 電化製品】
・「おうち時間が増えたので、キッチン家電を買った」
テレワークで1日3食おうちごはんという人も増えたため、焼くだけでOKなホットプレートや、ほったらかし料理ができる電気圧力鍋などの調理家電は、へとへと主婦の強い味方に。

アンケート結果によると、やはり子連れで買い物に出たくないとの想いから、感染リスクの低いオンラインショッピングを選択するようになったという声が多数。また、コロナ禍による生活様式の変化に伴い、おうち時間を充実させるものや、会えない人への贈り物などの購買欲が高まっていることもわかりました。

■【オンラインショッピングでこれだけは気をつけたい!】

実際に商品を手に取り、対面で購入できないからこそ、普段の買い物より慎重にならざるを得ないオンラインショッピング。そこで、オンラインショッピングで商品を購入する際に重視していることを尋ねました。アンケートに寄せられた失敗談や、失敗しないための工夫も併せてご紹介します。



オンラインショッピングで商品を購入する際に重視していることはなんですか(複数回答可)。


1位:送料がかかるかどうか… 402票(77.8%)
2位:口コミの良さ… 370票(71.6%)
3位:商品が安いかどうか… 348票(67.3%)
4位:ポイントがつくかどうか…148票(28.6%)
5位:配送が早いかどうか… 78票(15.1%)
6位:販売元が有名かどうか…66票(12.8%)
7位:返品が可能かどうか…25票(4.8%)

上位3項目に関しては、どれも約6~7割以上と、大多数の人が気にしていることがわかります。商品自体が安くても、送料によって実店舗で購入するより高くつくようなら、やはり買うのを躊躇してしまいますよね。そのため
・「送料無料の時を狙って買う」
・「まとめ買いで送料がかからないようにする」
など、工夫している人も多くみられました。

また、2位の「口コミの良さ」は、実際に商品を手に取れないオンラインショッピングにおいて必要不可欠な情報源。ただし、口コミ自体の信憑性も不確かである可能性があるため、
・「星の数だけでなく、コメントも熟読。特に悪い評価のコメントの内容をチェック」
・「同じ商品の口コミを複数のサイトで確認」
など、口コミを精査することも欠かせないようです。

他にも、
・「お米を頼んだらすぐ届くと思っていたのに、到着まで一週間かかり、結局スーパーへ買い出しに行った」
・「中国の配送。1か月待っても商品が来なかったので連絡したら、『海に落ちたかも』と言われた」
・「子どものドレスの返品先が中国で、国際郵便がややこしかった」
などの失敗経験から、販売元や配送日、返品方法などをきちんと確認してから購入するようになったという声も。

何事も失敗から学ぶことってありますよね。そこで、他にも多く寄せられた失敗談を、ごく一部ですがご紹介します。

・「1つ買うと1つタダになるキャンペーンで購入したカニ。届いたらパサパサで大不評。キャンペーンに踊らされました」
・「数量のミス。1の単位がケースだったため、大量に届いてしまった」
・「服を購入したら、思ったより生地が薄くて想像と違った。デザインは可愛いのに残念でした」
・「保育園の息子用にグレーのシックなズボンを購入したところ、届いて驚き!なんと後ろに何重ものフリルがついた女の子用のズボンでした。ちゃんと後ろのデザインまで確認しなかった自分の落ち度です…」
・「セクシー下着の福袋を買ったら、全然趣味が合わなかった。セクシーの物差しってひとつじゃないのね…」

■【オンラインで買ってよかったものとは?】
オンラインショッピングに失敗はつきもの。でも、オンラインだからこそ、普段の買い物では出会いないものに出会えることもあります。そこで最後に、これはオンラインで買ってよかった!という商品を尋ねました。

・「農産物産直系サイト。届いた品物が安定して美味しい」
・「コロナで売れなくなってしまったワケあり商品。美味しいものが安く買えるのでおすすめ」
・「子どもがアレルギーなので、米粉製品をネットで購入。近くのお店では売ってないものばかりなので、とても重宝しています」
・「プレスバターサンドやたねやの羊羹などのデパ地下お菓子。デパ地下に行けなくても、お取り寄せしておうちで楽しんでます」
・「Amazonの服が動画で見られるもので、高価なワンピースを買いました。試着に行かなくても、オンラインで見られてとても便利」
・「生産終了で店頭にはもう置いていないものをメルカリで発見!」
・「アパレルの店舗ではセールをしていないのに、オンラインではセールをしていてお得でした」
・「近くの店には売ってないブランド子供服。オンラインでは種類もいっぱいあり、気に入ったものを買えて大満足」
・「お水、お茶などのペットボトルなど、重くてかさばるもの。配達の人が、それでも笑顔で届けてくれるのに癒されます」
・フリマサイトで購入したら、梱包が可愛くてとても丁寧。メッセージカードも入っていて、素直に嬉しかったです」

人との交流が減った今、ちょっとした心遣いにも喜びを感じますよね。それが商品+αの満足度につながっているようです。
オンラインショッピングは今や、コロナ禍の子育て主婦にとって欠かせないツール。実際のショッピングも楽しいけれど、オンラインならではの良さもたくさんあるので、お得に便利に、賢く利用したいものです。



文=酒詰明子

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