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ソファについたジュースや白いブラウスのケチャップ…よくある困った汚れを取りきる簡単ステップ、徹底解説!【レスキュー掃除(2)】

  • 2021年4月19日
  • レタスクラブニュース


ソファは子どもにジュースをこぼされたら困る家具ナンバーワンと言ってもいいんじゃないでしょうか!?

だって洗濯機で洗えないんですもん。

「しょうがないか〜」と諦めてソファやカーペット生地などにジュースが染み込んでしまうと、時間が経ってから懸命に拭いてもシミになって残ってしまうことが多いですよね。

「わっこぼした!どうしよう〜(涙)」というときに慌てずササッと対処する方法、掃除のプロに教えてもらいながら、実践してみました!

詳しい写真で正解の拭き取り方法を徹底解説します♪

万が一汚れが残ってしまった時の対処法や、洋服についてしまったケチャップ汚れの落とし方も!



教えてくれたのは▷高橋ゆきさん
家事代行サービス「ベアーズ」の取締役副社長。
家事のスペシャリストとして数多くのメディアに出演。
ドラマなどの家事監修も手がける。






素早さが勝負!めったに洗濯できないソファなどの布製家具のジュース汚れは、神グッズで落とす!!

丸洗できない布製の大型家具の汚れも、「神グッズ」を用意しておけば手早くスッキリ!
ソファーにこぼしたオレンジジュースを、実際に落としてみました。

■こぼしちゃったときのために常備しておきたい「神グッズ」4つ


1▷重曹
弱アルカリ性で、油汚れに強いのが特長。
汚れ落としや臭い消しなどマルチに活躍。
穴あきキャップのボトルに入れておくと、振りかけて使え便利。

2▷酸素系漂白剤
油汚れに強いアルカリ性の洗浄力と漂白力を持ち合わせた洗浄剤。
別名「過炭酸ナトリウム」。
塩素系漂白剤とは異なるので要注意。

■3▷ブラシ・はけ
汚れをたたき出すツールで、こぼした場所で使い分けます。
ブラシは使い古しの歯ブラシ、はけは100均にある絵画用のものでOK。

■4▷使い古しの白タオル
雑巾や当て布として使用します。
汚れ落ちが確認できる白いものがベスト!

■【1】タオルですぐ拭き取る


乾いた使い古しのタオルで、表面のジュースをできるだけ吸い取ります。
ここは素早さが勝負!



タオルでソファーの生地をつまみ上げるようにして、ソファー本体へジュースがしみこむのを防ぎます。
押すように拭くと本体にジュースが入ってしまうのでNG。


■【2】重曹ペーストを載せて、歯ブラシでたたく


汚れが残った部分に重曹ペーストを載せ、歯ブラシでたたきます。
ぎゅっと押しつけるのではなく、汚れをかき出す気持ちでカバーを少しつまみ上げて。

■使える!重曹ペーストの作り方


ボウルなどの器に重曹3に対し、酸素系漂白剤2を入れます。

そこに約40℃のぬるま湯を少しずつ注ぎ、プラスチックのスプーンでかき混ぜながら歯磨き剤ほどのやわらかさのペースト状にします(アルミ製を使うと黒ずむので注意)。


■【3】お湯でぬらしたタオルで重曹を拭き取る


汚れが目立たなくなったら、約40℃のぬるま湯に浸して絞ったタオルでたたき、重曹ペーストをタオルに移します。
汚れの輪の外側から内側に向かってたたくと、汚れを広げません。



仕上げは、タオルのキレイな面を使って、生地をつまみ上げるようにして重曹ペーストを拭き取ります。
ザラつきが気になるなら、充分乾かしたあと掃除機で吸い取りましょう。

■もしも後日、汚れが残っていたら…


1▷重曹を山盛り振りかける
シミの上に山盛りに重曹を振りかけましょう。
数時間放置して重曹に汚れを吸着させます。



2▷布の逆目から掃除機をかける
掃除機をかけ、重曹を吸い取ります。
毛足を起こすように逆目からかけると効果的。
重曹の効果で臭いもスッキリ。

■\どうしても落ちない場合は、プロの手を借りても/
汚れが落ちないときは、プロに頼ってしまうのも手。
ソファーやじゅうたんなど、丸ごと洗えないと思われがちなものでも、生地を傷めることなく洗ってくれるサービスもあります。

長年の使用で染みついてしまった汚れや臭いもスッキリ。






服についたケチャップ汚れには、プラス「当て布」で!

ソースや汁が服に!っていうこと、大人も子どももありますよね。
白い服にこぼしたケチャップを、重曹ペーストと「当て布」で落としてみました!

■【1】洋服の素材が水洗いできるか確認!
服にこぼした汚れを落とすにはぬるま湯や水ですすいで汚れを落とすので、水洗いできないものは×。


デリケート素材はクリーニングへ
レーヨンや麻のブラウス、カシミアのニットなどのデリケートな素材や、大切な衣類は、クリーニングに出すのが安心です。


■【2】重曹ペーストを汚れの上にたっぷり載せる


汚れをこぼしてしまった部分が見えなくなるくらい載せるのが、シミを残さないコツ。


■【3】シミの裏から白いタオルで「当て布」をする


汚れがついた服の裏側に乾いたタオルを二~三重に折って入れ、「当て布」にします。



外出時・応急処置には、市販のシミ取り剤が活躍!
1▷ウールなど水洗いできない服にも対応。
トップ シミとりレスキュー 17ml ¥300(編集部調べ)/ライオン

2▷ペンタイプで携帯に便利。
ドクターベックマン 衣類のシミ修正ペンステインペン 9ml ¥550/エコンフォートハウス


■【4】ブラシやはけでたたいて当て布に汚れを移す


生地が厚く比較的丈夫な綿素材の場合は、歯ブラシを使います。
洋服に対しブラシを垂直に当て、上からトントンたたいて汚れを当て布に移しましょう。
左右にこすると生地が傷むのでNG。



ニットやブラウスは、はけを使って!


けばだちやすいニット、薄い素材のブラウスなどはブラシではなく、はけを使います。
筆先でさするようにして、当て布に汚れを移します。


軽くなでるように!


■【5】ぬるま湯でやさしくもみ洗い


もしシミが気になるようなら食器用洗剤をプラスしてから、もみ洗いを。
洗濯機などで脱水後、乾かせば完了!



つけ置きするとさらにキレイに!
約40~60℃のぬるま湯1Lに対して酸素系漂白剤を8gほど入れ、そこに洋服を入れて5~10分つけ置き。
色、柄物の服でもOK。


<レタスクラブ’21年3月号より>

監修/高橋ゆき 撮影/三佐和隆士 イラスト/Meppelstatt 編集協力/平川 恵

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