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「晴れ」と「曇り」の境界線を知っている? 誰かに話したくなる地球の雑学(62)

  • 2021年2月27日
  • レタスクラブニュース



日本の裏側は本当にブラジル!? フグが自分の毒で死なないのはなぜ? きっと誰かに話したくなる理系のウンチクを、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から1日1本お届け!

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「晴れ」と「曇り」の境界線を知っている?


天気予報では「晴れ」といっていたのに、今日は雲が多いなあと思ったことはないだろうか。そんなとき、天気予報が外れたように感じる人は多いかもしれないが、そもそも「晴れ」と「曇り」の区別はどのようにつけているのだろう。

これは、天気予報が外れたわけではない。気象庁では「雲量」で天気を判別しているのだ。雲量とは「空全体を雲が占める割合」のことで、目で見る目視によって空全体を10とし、どのくらいの割合が雲で覆われているかを「0~10」の11段階で示すものである。

空のどこかに雲が固まっていても、全体に散らばっていても、割合には変わりなく、雲量が0~1なら「快晴」、2~8なら「晴れ」、9~10なら「曇り」となる。

つまり、「快晴」というと「雲一つない」イメージがあるが、空の1割程度なら雲が出ていても「快晴」なのだ。

「晴れ」の幅は広く、雲量が8もあったら「曇り」なのではとも思うが、実際には8割程度の雲量だったら「晴れ」と感じる人が多いのだという。また、太陽が出ているかどうかによってもかなり印象が違う。どんよりと厚い雲が広がって太陽を覆っていると「曇り」のように感じるが、雲量が2~8なら、それも「晴れ」なのだ。

あまり知られていないが、「曇り」にも、「曇り」と「薄曇り」の区分があり、これは、空を下層・中層・上層の3段階に分け、どの層に雲が多いかによって判断している。「曇り」は「雲量が9以上で、中・下層の雲が上層の雲より多い場合」。「薄曇り」は「上層の雲が中・下層よりも多い場合」で、薄い雲を通して影ができることが多く、予報では「晴れ」として扱われるという。

著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)

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