この時期のなすはやや小ぶりで、味が濃く、皮が柔らかいのが特長。どんな食材とも相性がいいので、幅広い料理で重宝されます。今回は、食材のうまみをたっぷりと吸い込んだ食べ応えのあるなすの煮びたし5選をご紹介。ご飯のおかわりが止まらなくなるレシピです。
なすとベーコンの甘辛煮
【材料・2人分】
なす 3個、ベーコン 3枚、にんにく 2片、ししとうがらし 6本、赤とうがらし 1~2本、だし汁 1~1と1/4カップ、サラダ油、しょうゆ、砂糖、みりん
【作り方】
1. にんにくは5mm厚さの輪切りにし、ししとうはようじでところどころ刺す。ベーコンは5cm長さに切る。なすはへたを残してがくを除き、縦半分に切って皮目に斜めに細かい切り目を入れる。
2. 鍋に油大さじ1を入れ、なすの皮目に油をからめてから、皮目を上にして並べる。とうがらしを入れ、火にかける。鍋が熱くなったら、だし汁、しょうゆ大さじ1強、砂糖大さじ1、みりん小さじ2を加え、さらにベーコン、にんにくも加え、オーブン用ペーパーで落としぶたをし、強火で約5分煮る。水分が足りなくなったら、水大さじ1~2を加える。
3. なすがやわらかくなったら、落としぶたを取り、ししとうを加え、1~2分煮る。
(1人分251Kcal、塩分2.1g)
だし汁がしみた「なす」や「ししとうがらし」が美味。こうばしいにんにくの風味が食欲をそそります。ご飯と一緒にモリモリ食べられる味ですよ!
なすの煮びたし
シンプルになすだけを使用した1品。さっぱりといくらでも食べられる味。
なすとたこの冷やし鉢
熱い煮汁で煮た野菜やたこは、彩りを保つために氷水に当てて急冷しましょう。色落ちを防げて、完成後のビジュアルもバッチリ!
なすの忘れ煮
下ごしらえが終わったら、後は鍋で煮込むだけ。最後にしょうがを乗せたらでき上がりです。
なすと豆腐のいり煮
ふんわりとした食感の豆腐がやさしいテイストです。クセになる甘辛味を満喫してみては?
なすの鮮度を見分けるポイントは、まず表面のハリとツヤ。キズがついているものは水分が飛んでいることも。また、へたのトゲがとがっているものはより鮮度が高く、水分をたっぷり含んでいるものはずっしりと重みがあります。売り場でチェックしてみましょう。
文=河野あすみ