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老後の資金が足りません! 将来、仲のいい男友だちとシェアハウスしたいと思っていますが…【お悩み相談】

  • 2020年10月7日
  • レタスクラブニュース


■相談者プロフィール

ヒイラギ(57歳女性)

旅が大好きで、自然に触れ、その土地ならではのものを食べるのを楽しみにしています。

お悩み相談


私は現在57歳で、還暦が目の前に迫ってきていることに最近ハタと気づき、急に老後の資金が足りないことで不安になってきました。夜寝る前にふっと考えて眠れなくなるときもあります。元来気楽な性格なので「なんとかなるだろう」と根拠なく考えていました。

40歳で離婚したのですが、そのとき貯金は約600万円ありました。夫の稼ぎで暮らして、自分のお給料の大半をちゃっかり貯金していたのです。ずっと経理事務として会社勤めをしていますが、手取りが23万円ほどです。親が遺してくれたマンションに住んでいますので、家賃はいりませんが、共益費が毎月約2万円と固定資産税が年間15万円です。定年は60歳ですが、雇用延長で65歳までは働けると思います。年金はおそらく8~10万円くらいです。

趣味は旅行で、40代はじめにバイクの免許を取得し、バイクを何台も買い替えたり、用品をそろえたりしている間に、離婚したときに持っていたお金を使い果たしてしまいました。だんだんと心細くはなりますが、GWやお盆休みなど長期の休みのことを考えると、うずうずして旅に出かけてしまいます。

その旅行の相棒は1歳下の男性です。もう老年にさしかってきてお互いに異性として見ることはありません。旅行するのに1人だと温泉旅館などはとりにくいですし、レンタカーも負担が減るなど、お互いにメリットがあるので一緒に行っている感じです。

彼とはかれこれ20年近いつきあいで気心がしれています。食事を一緒にするときは、気前よくおごってくれます。彼もまた、わたし同様お気楽な性格ですが、貯金はちゃんとしているようです。老後の資金が不安になったとき、旅の延長のつもりでこの男友だちとシェアハウスはできないか? という考えが浮かびました。

現実味はあるでしょうか? もしシェアハウスをするなら、何に気をつけるべきでしょうか? わからないことばかりですので、よろしくお願いします。

多方面から検討してみましょう


シェアハウスをする場合、どこに住むのか、現在住んでいる自宅はどうするのか、2人で住むのかそれとも数人が暮らすシェアハウスに2人で入居するのか、などによって生活費は変わってくるでしょう。

気心が知れた仲とはいえ、旅行をするのと毎日の生活を共にするのは異なります。家事の分担や、食費や光熱費の支払いなど、同居する前にきちんとルールを決めておくことでトラブルを避けるためのポイントです。現在一人暮らしのヒイラギさんが他の方と同居しても快適に過ごせるよう、シェアハウスではプライバシーを確保するなどの工夫も必要かもしれません。

今は、手すりがついている、室内の段差が少ないなど、シニアに住みやすいように工夫が施された高齢者シェアハウスも注目されています。有料の老人ホームなどと比べて金銭面の負担が軽い、毎日会話をする相手がいることによる認知症の予防、お互いの安否確認、孤立の緩和、防犯などのメリットもあります。 ただ、上記で記述したような他の人と快適に暮らすための「工夫」をする必要があるでしょう。

以上のようなことを多方面からじっくり検討し、自分にとって快適に過ごせそうなのはどれかを絞り込んでいくのがいいでしょう。

■回答者プロフィール

くみた歩生

臨床心理士・公認心理師。10年以上大学病院に勤務し、家族トラブルを中心に様々な悩みに対応してきました。

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