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7日たってもこんなに元気! 野菜を長もちさせる保存方法の新常識【うちにある食材でのりきろう(7)】

  • 2020年9月8日
  • レタスクラブニュース
野菜を買ってきたら「とりあえず野菜室へ入れてしまおう」という人、多いと思うんです。
でも、ちょっと待って!
例えばサラダ野菜なら、さっと洗ってペーパータオルで包んでおけば、ぐんと日もちするし、食べるときはちぎるだけ。ひと手間で鮮度を保ち、料理の手間は減らせます。ムダが減って節約にもなりますよ。
その日に使うもの以外は、今回紹介する保存法がおすすめ。1週間はおいしくもちますよ!

「うちにある食材でのりきろう」連載第7回目は、 野菜の鮮度を長〜く保つ保存方法と、お手軽マリネをご紹介します。
*野菜の鮮度に関わる日数は、野菜の状態やお使いの冷蔵庫によって異なるため、あくまで目安と考えてください。

▷教えてくれた人
関岡弘美さん


誰でもおいしく作れる、分かりやすい料理で人気の料理研究家。実家は農家で、野菜をムダなく使い切るハートとワザはピカイチ!

サラダ野菜・青菜

まるごと洗って、立てる、が大正解

今までは2〜3日でしんなり → 7日たってもパリッ!
繊細なサラダ野菜や青菜は、乾燥防止が保存のポイント。まるごと洗って水けをきり、乾いたペーパータオルで包み、ポリ袋へ。野菜室へ入れるときは、深めの保存容器などを使って足場を確保し、立てて保存を。料理するときは洗わずに使えて便利。

乾いたペーパータオルでくるり...。



元の袋は汚れているから、新しいポリ袋にふんわり入れ、口を結ぶ。



保存容器を野菜室に置き、そこに入れれば倒れない! 食べるときは洗わなくていいので楽チンですよ。



レタスは...


まるごと洗えないため、芯を薄く切り落とし、そこに小麦粉少々をまぶすと乾燥防止に。芯を下にしてポリ袋に入れ、口を結んで野菜室へ。


なす、トマト、ピーマン

ラップ&袋で低温、乾燥からガード


今までは4〜5日でヘタ〜 → 7日たってもハリ!
乾燥と低温に弱いなす、トマト、ピーマンは、1つずつラップで包んでから元の袋へ。冷やし過ぎると、表面に凸凹ができるなど低温障害を起こすことがあるので、保存は野菜室で。

もやし

水にひたしてチルド室、が新常識!


今までは3日でヘナヘナ → 10日経ってもピン!
水分が多いもやしは、深めの保存容器に、しっかりかぶるくらいの水と入れて保存を。低温を好むため、保存はチルド室が正解。2日に1回水を替えれば、においも出ない。しょうがもこの方法でもつ。

*  *  *

ちなみに、野菜はそのまま保存するのがいちばんですが、調味料につける「漬け保存」で、日もちもおいしさも高まりますよ!

レタスマリネ



[ 材料と作り方・作りやすい分量 ]*全量で110kcal/塩分3.7g
レタス1/2個は手でざっくりと裂き、保存用密閉袋に入れてすし酢 (市販品) 大さじ4を加えて軽くもみ、約1時間おく。冷蔵室で3〜4日もつ。

軽く汁けをきってそのまま食べたり、ちぎった焼きのりをのせても。



*  *  *

ちょっとしたひと手間が、野菜のもちをこんなにも左右するなんて! 最後までおいしく使いきるために、ぜひ覚えておきたいですね。

次回も引き続き、野菜のおいしい保存方法をご紹介。きゅうりとにらの漬け保存レシピも一緒にお届けします!

<レタスクラブ20年9月号より>
調理/関岡弘美 撮影/木村 拓 スタイリング/久保田朋子 栄養計算/スタジオ食 編集協力/田久晶子

【レタスクラブ編集部】

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