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寝る前にちゃちゃっとカビ予防すれば安心!!じめじめは「夜家事」で解決【掃除のプロに聞く防カビ・前編】

  • 2020年7月29日
  • レタスクラブニュース


じめじめの季節でも、ゴシゴシしなくてもいいカビ対策が あるのだそう。
それはとっても簡単な3分間の夜回り習慣。

■夜家事とは…
夜寝る前のひと手間でできる放置系家事。
時間の力を借りることで、その効果が存分に発揮できます!


家の中でカビが発生しやすい場所はココ!

■寝る前にココを回ろう!
\キッチンのシンクまわり/


シンク下の扉は全開にして、排水口に漂白剤をシュッ。

\クローゼット/


クローゼットの扉をあけるだけ!

\洗面台の下/


シンク下収納の扉をあけるだけ!

\カーテン/


イスで浮かせて。

\靴箱/


靴箱の扉も全開に。

\浴室/


浴室は「換気」のスイッチを押すだけ!

(注)ここで紹介する〝夜家事〟は、「もともと各所にカビが生えていない」のが前提です。
すでにカビが発生している場合は、カビ取り剤を塗布してカビを落とし、そのあと水で流したり、拭き取ったりしてください。
最後は水けを残さないように拭き上げ、乾燥させましょう。



カビを寄せつけないための防カビ3ワード

カビは温度20~30℃、湿度は60%以上で発生し、ゴミやホコリや石けんカスなどを餌に増殖します。
だからカビが好む要素を取り除けばカビは増えない!
基本の大原則と、取り入れてほしい防カビテクを紹介します。
■これだけ覚えとこう!大原則3
1▷ドアや扉をあけて「換気」
カビの繁殖を防ぐには、何よりもたまった湿気を外に出し、湿度を下げることが重要。
密閉空間にものがあふれていると、空気の流れが遮られ、カビが繁殖しやすくなるので、ドア、棚の扉、引き出しなどはできるだけあけて。
換気をして空気の流れをつくりましょう。

2▷内部をよく「乾燥」
湿度を下げるためにはまず換気。
そしてよく乾燥させることが大事です。
とはいえ梅雨どきはそもそも空気中の湿度が高く、換気しても湿度が60%以下にならないことも。
そんなときはエアコンのドライ機能や、扇風機などで湿気を飛ばす工夫が有効です。

3▷湿気やカビを防ぐ「グッズを活用」
換気、乾燥後は、湿気やカビを防ぐための防カビグッズを使って。
今は除菌スプレーやくん煙剤、浴室に貼るものから冷蔵庫に置くもの、クローゼットにつるすものまで、数多く販売されています。
家の各所に置いてカビが嫌がる環境をキープして。


■意外に知らない防カビテク3
1▷扇風機は「上向き」
防カビ対策として扇風機やサーキュレーターを使う場合は、風を壁や天井に当てて跳ね返らせ、空気の循環を促しましょう。
扇風機は斜め上か上向きにすると効果的。



2▷エアコン使用後は「送風」
夏は冷気が温まってカビが発生、冬は結露でカビが発生。
エアコン内部はまさにカビの温床です。
しかもそのカビはエアコンの風に乗り、部屋中に飛び散ります。
カビを予防するにはエアコンを切る前に送風に切り替えて、1~2時間ほど内部をよく乾燥させるのが◎。

3▷通気口は「あけっ放し」
カビ予防には、常にキッチン、浴室、トイレなどに設置された通気口を全開にしておくのがベスト。
家の通気口が閉まりっ放しになっていないかどうか、いま一度確認を。浴室などに24時間換気システムがあれば、常時運転させ、空気の流れをつくっておくのがよいでしょう。




寝る前3分!防カビパトロールスタート!!

やることはほぼ「ドアをあける」「スイッチを押す」だけだから、防カビパトロールは就寝前3分で終了。
手間は少しだけです。
■\じめスポ1/浴室
家でいちばんの湿気スポット(じめスポ)は浴室!
浴槽は最後に使った人が栓を抜き、この時期は湯をためっ放しにしないように。
換気扇や換気スイッチは24時間オン。
「24時間つけても電気代は微々たるもの。カビが生えたら掃除がたいへんだから、予防のほうが大事」(タスカジ/ミホさん)

換気スイッチをピッ♪


換気スイッチを入れる。風量調整できる場合は、できれば最初の1~2時間は「強」に。
その後は24時間換気をしっ放しにすると◎。

■最初・時々やるとGOOD! プラスαテク
●湯を抜いたら浴槽に洗剤


湯を抜いたら水シャワーで髪や汚れを流し、浴室用洗剤を浴槽にスプレー。
最後に洗剤を流すだけで、より防カビに。

●防カビくん煙剤で浴槽全体を除菌


浴室を丸ごと除菌できる「ルックプラス おふろの防カビくん煙剤」(ライオン)は、2カ月に1度くらい使うと黒カビ予防に。

●バスグッズは全部つるす


シャンプーの容器などのバス用品はカビの発生源になりやすく、じか置きすると危険。
洗濯ばさみやフックでつるす仕組みに。

■\じめスポ2/洗面台下
洗剤やシャンプー類の詰め替えストック、ドライヤーなど、ものをぎゅっと詰め込みがちな洗面台下。
収納内の排水管には温かい湯が流れるので、温度、湿度も上がりがち。
「可能なかぎり扉をあけ放って風通しをよくしておくことが防カビの基本です」(タスカジ/machamachaさん)

扉を全開にして


寝る前に扉を全開にするだけで換気の効果あり。
24時間あけっ放しでも問題ないけれど、見栄えが……という人は、朝になったら閉めればOK。

■最初・時々やるとGOOD! プラスαテク
●サーキュレーターで風を当てる


洗面所自体の温度と湿度が高く、扉をあけても換気にならない場合は、サーキュレーターで収納内の温度と湿度を下げて。

●コの字ラックで通気をよくする


洗面台下にはコの字ラックを入れ、すき間をつくって通気性アップ。
収納量を7割程度にすれば、よりカビにくい。

■\じめスポ3/シンクまわり
「キッチンのシンク下も洗面台下と同様、排水管が通っていて温度と湿度が高くなりがち。
時々扉を全開にしてカビを寄せつけないように」(ミホさん)。
また排水口まわりもカビや菌が発生しやすい場所。
受け皿にキッチン用漂白剤をスプレーするのも防カビパトロールに加えて。

扉をあけ、排水口にキッチン用漂白剤をシュッ


排水口にスプレーしたキッチン用漂白剤は、防カビパトロールのあとに水でしっかり流して。
スプレーして2分後には除菌完了。

■最初・時々やるとGOOD! プラスαテク
●シンク下奥のコーナーに炭を置く


シンク下奥には調湿機能にすぐれ、脱臭効果もある〝炭〟を置いて。
炭は晴れた日に天日干しすると効果が長もち。



■\じめスポ4/トイレ
排せつ後、トイレのフタを閉めずに水を流すと、排せつ物に含まれた細菌・ウイルスが、水とともに便器の外に飛散するそう。
「カビやウイルスを防ぐためにも、使用後はフタを閉めてから水を流しましょう。
梅雨どきでもトイレはフタもドアも閉めておくようにして」(machamachaさん)

便器はフタを閉めドアも閉める


ラクしてトイレの衛生を保ちたいなら、スリッパもトイレマットも置かないのがベター。
その分汚れが付着するものが減り、掃除をする手間も減ります。

■最初・時々やるとGOOD! プラスαテク
●床と便器の境目はトイレ用洗剤でしっかり拭く


トイレの中でもいちばん汚れがたまりやすいのが便器と床の境目。
このU字カーブは洗剤を使い念入りに拭き掃除を。

●便器内は水洗トイレ用洗浄剤で放置洗浄する


最近では粉末を便器内に入れるだけで、こすらず洗浄できる便利な洗剤も。
30分~1時間放置したらあとは流すだけ※。

※トイレの洗浄剤を使用するときは、便座のフタをあけたままにし、必ず換気をしてください。
流すときは泡がなくなるまで何度か流しましょう。

■\じめスポ5/カーテン
梅雨どきは、窓の結露でカーテンがぬれ、その水分とカーテンのホコリを餌にしてカビが繁殖しがち。
「写真のように夜寝る前にカーテンをいすなどに掛けておくだけで、カーテンと窓の間に空間ができてカーテンが乾き、防カビになります」(machamachaさん)。

家具に掛けて通気をよくする


カーテンの裾が床にくっつきっ放し、タッセルでギュッと巻きっ放しはNG。
夜寝ている間だけでもふわっとさせて、よく乾かしましょう。

■最初・時々やるとGOOD! プラスαテク
●除菌スプレーで生地を除菌


週1回の頻度でカーテンに除菌スプレーをするとカーテンのカビ予防に◎。
カビやすい裾部分にしっかりスプレーして。

●カーテンまわりに鉢植えを置かない


水分と養分がありカビの温床になりやすい鉢植えの土。
そんな鉢植えをカーテンの近くに置くのはNG。50㎝以上離して。

■\じめスポ6/靴箱
「一日履いて汗や汚れを吸い込んだ靴は、玄関のたたきで一晩乾かしてから靴箱に収納を。
また、扉が閉めっ放しだと中に湿気やニオイがこもるので、夜間だけでも扉をあけましょう」(ミホさん)。
靴箱内にカビが生えると靴にも移り、悲しい結末に。そうならないよう夜の換気を習慣に。

扉を全開にする


扉を全開にして中の空気を入れ替えるだけで防カビ効果がアップ。
靴箱内に防カビグッズを入れたり、新聞紙を敷いたりするのもおすすめ。

■最初・時々やるとGOOD! プラスαテク
●靴は等間隔に並べる


1足の靴の左右をぴったりくっつけて収納しがちだけれど、防カビには等間隔に並べ、空気の通り道を確保するのが◎。

●靴と靴の間に新聞紙を丸めて入れる


新聞紙をクシャッと丸め、靴の間にところどころ入れると吸湿効果あり。
新聞紙はすぐ湿気を吸うのでこまめに交換を。

■\じめスポ7/クローゼット
クローゼットがぎゅうぎゅうで通気の悪いじめじめ状態が続くと、服やクローゼットがカビだらけになることも!
「扉を全開にして熱と湿気を追い出すようにしましょう。
扉をあけたままエアコンの除湿スイッチをオンにし、夜間だけでもクローゼット内を湿度の低い環境にするのも手です」(ミホさん)

扉をあけて除湿スイッチをON!おやすみ〜


クローゼット内の換気を充分にするため、ハンガーとハンガーの間隔はできるだけ空ける、上下にも空間をつくるなど配置の工夫もできるとベスト!

■最初・時々やるとGOOD! プラスαテク
●ビニールカバーは外し不織布カバーに替える


クリーニング後のビニールカバーは通気性が悪いので外して。
ホコリよけのためには不織布カバーに替えるのが正解。

●服と服の間に除湿グッズをつるす


クローゼットの除湿には省スペースのつり下げ型グッズがおすすめ。
防カビ、防虫効果もあるものを選べばなおよし。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

クリーニング後のビニールカバー、あわてて外しました…

次回、【掃除のプロに聞く防カビ・後編】ではノーストレスの防カビ習慣をお届け。
カビる前に先手を打っておけば、安心して夏が越せます!


【レタスクラブ編集部】

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