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正しく知っていますか?ダイエットに役立つもち麦の食べ方

  • 2017年2月2日
  • Life & Aging Report

ヤセ菌を育て、痩せ体質になるとテレビや雑誌でも話題の「もち麦」。みなさん、食べたことがありますか? 大麦と何が違うのか? もち麦を食べるとどうして痩せ体質になるの? たくさん食べても大丈夫? などなど、もち麦について、まとめてご紹介します。


■知っているようで知らない!?もち麦まとめ

・大麦ともち麦の違いは何?

お米に“うるち米”と“もち米”があるように、大麦にも“うるち種”と“もち種”があります。今話題になっている「もち麦」は、もち種の大麦です。うるち種の大麦に比べ、水溶性食物繊維の仲間であるβ-グルカンの含有量が多く、モチモチとした食感が特徴です。


・食べるだけで痩せ体質になる?

もち麦に含まれるβ-グルカンは、糖や脂肪の吸収を穏やかにする働きがあります。さらに、腸内細菌によって発酵・分解される際に短鎖脂肪酸を産生します。この短鎖脂肪酸には、脂肪の蓄積を防いだり、食欲に関わるホルモンをコントロールしたり、感神経を刺激して脂肪の燃焼をうながすといった働きがあり、総合的な肥満の予防効果が期待されています。ですが、もち麦は、すべてがβ-グルカンでできているわけではありません。「身体にいいものだから」と今までの食生活にもち麦をプラスして食べると、カロリーの摂りすぎになります。白米ともち麦を置き換えることで、約20倍の食物繊維が摂れるのですから、白米やパン、パスタなどの主食ともち麦を置き換えて食べましょう。


・どのタイミングで食べるのが効果的?

β-グルカンには、次に食べる食事に含まれる糖や脂肪の吸収を穏やかにする働き「セカンドミール効果」があるといわれています。また、満腹感を持続させる働きがありますから、ダイエットのために食べるのであれば、朝食もしくは昼食に食べるのがいいでしょう。


・ダイエットに効果的な食べ合わせは?

β-グルカンを発酵分解して短鎖脂肪酸を作り出すのは、善玉菌やヤセ菌と呼ばれるグループの日和見菌です。ですから、腸内環境をいい状態に保つことがポイントです。ヨーグルトや納豆などの発酵食品と一緒に食べれば、β-グルカンが善玉菌とともに働き、短鎖脂肪酸の産生されやすい腸内フローラのサポートになります。


美容と健康に役立つ「もち麦」ですが、やみくもに食べてもその効果は実感できません。効果的な食べ方で、美味しく食べてキレイに役立てたいですね。
(美養フードクリエイター 岩田まなみ)

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・アンチエイジングのために!始めたい食べ物・やめたい食べ物

【参考】

※大麦の健康情報 – 大麦食品推進協議会

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