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ストレスでワキ汗に!?医師が教える夏の「ワキ汗対策」

  • 2018年5月15日
  • Life & Aging Report

気温が高くなると気になるワキ汗。実は、精神的なストレスでもワキ汗をかいてしまうのだそう。

汗の専門家である、五味クリニック院長の五味常明先生に、夏のワキ汗対策をお聞きしました。

■ワキ汗をかくのは、ストレスやプレッシャーが原因!?

汗をかくメカニズムは?

「汗をかくメカニズムは3つあります。体温を調整するための『温熱性発汗』、辛いものを食べたときに汗が出る『味覚性発汗』、そして、緊張などを感じたときの『精神性発汗』です」

ワキ汗は目立ちやすい

ワキ汗は目立ちやすい!

「『精神性発汗』については、発汗する場所は部分的で、手のひら、ワキ、足の裏、額といった部位です。
特に脇汗は、蒸発しにくくこもりやすいことから汗染みとなってしまい、目に見えるかたちとなって現れ、『汗をかいてしまうのではないか』『汗がにおってしまうのではないか』という不安を感じることで発汗中枢がより刺激されます」

「このような『予期不安』が現実化することで、よけいに汗を意識してしまい、汗をかくという悪循環に陥るのです」

■“ワキ汗の悪循環”を断ち切るには、「安心」が重要!

ストレス環境下でかいた汗はより強く臭う

「満員電車のようなストレス下でかいた汗は、運動でかいた汗と比較して皮膚常在菌が繁殖しやすく臭いが強くなります」

ストレス環境下でかいた汗はより強く臭う

汗対策グッズを使って、「ワキ汗」の不安を取り除いて

「大量のワキ汗に陥る悪循環を断ち切るためには、いったん汗をとめるか、すぐに蒸発させるということが重要です。汗対策の場合、対処療法が根治療法になります。
『精神性発汗』によるワキ汗をケアするためには、制汗デオドラントや汗取りインナーなどを生活に取り入れて、汗をなるべく気にしない生活を心がけてください」

■五味先生がアドバイス!「制汗剤選び」のポイント3つ

(1)古代から天然の消臭剤として人々に愛用されてきた「ミョウバン」由来のもの

(2)スプレーやミストより肌に消臭成分が密着しやすい直接塗布するタイプ

(3)香りでニオイをマスキングするタイプのものより無香料などの香りの強くないもの

「制汗剤選び」のポイント3つ

気温上昇に加えて、新生活や通勤のストレスも溜まりやすい今の時期、ワキ汗対策を万全にして、毎日を快適に過ごして。(LAR編集部)

【五味常明先生 プロフィール】
五味クリニック院長。体臭・多汗研究所所長。1949年長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科、多摩病院精神科などを経て、「心療外科」という新しい医学分野を提唱。体臭・多汗治療の現場で実践。TVや雑誌でも活躍中。著書・監修本も多数。

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