家事や仕事、パソコンやスマートフォンの使用で、日常は「前傾姿勢」での作業がほとんどです。加えて、育児中の女性は、抱っこや添い寝で身体への負担が深刻な場合があります。
筆者も実際に、抱っこ&添い寝生活でどんどん巻き肩になっていくのを実感しました。
そこで今回は、ヨガインストラクターであり2児の母である筆者が、巻き肩になっていくのを感じたことで始めた「寝る前の簡単ヨガ」をお伝えします。とても効果があったのでおすすめの方法です。
(1)見た目が陰鬱(いんうつ)、老けて見える
巻き肩になると姿勢が悪くなり、相手に暗い印象を持たれることがあります。猫背になるので、見た目年齢がぐっと上がってしまう可能性もあります。
(2)肩こり、頭痛
巻き肩が原因で、肩から首がこり、頭痛まで起こってしまうことがあります。
(3)四十肩、五十肩で腕が上がらない
巻き肩の状態だと腕が前に出て、肩甲骨が広がった状態になります。その状態が長くつづくと、腕の付け根から動かすことがむずかしくなり、腕が上がりにくくなります。
(4)下腹ぽっこり
巻き肩になるとお腹が前に突き出してしまうため、下腹が出てきてしまいます。
(5)お尻が垂れる
背中が丸くなることで骨盤が後傾し、お尻のたるみにつながってしまいます。
このように、巻き肩は美容と健康にとってデメリットだらけなのです。
子どもの寝かしつけ中でもできる「巻き肩解消ストレッチ」
(1)うつ伏せの状態で、片腕を横に伸ばします。
(2)反対側の手で床を押し、身体を横に向けます。肩が広がり、肩甲骨が真ん中に寄ることを感じましょう。
(3)さらにストレッチを深めたい方は、(2)の状態から身体を天井方向に向けてみましょう。
「きついな」と感じる手前くらいの向きがベストな位置です。そのまま10分ほどストレッチを効かせ、リラックスしましょう。
筆者は毎晩子供を寝かしつける時に行うのですが、実験的に片側だけを1週間ほど続けてみました。そうすると、ストレッチを行った方の巻き肩が明らかに改善しました!
実験のため片側のみストレッチを行ったので、皆さんは両方の肩をストレッチしてくださいね。
(ヨガインストラクター 千葉ゆか
高津文美子式フェイシャルヨガインストラクター、顔つぼセラピスト。二児の母。ヨガ×顔ヨガクラス「nicomum-yoga&facial yoga」主宰。)
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