意外と知らない読み方をご紹介する漢字クイズ、今回のお題は「小人数」。パっと見て「しょうにんずう」と読む、もしくは「少人数」の誤りでは?と思った方。いえいえ、「しょうにんずう」でも誤字でもありませんよ。
「小人数」と「少人数」を辞書で調べると、それぞれ別の項目で記載されています。意味はどちらも、『わずかな人数。人数が少ないこと』であり、大きな違いはありません。
それぞれの対義語を見てみると、
「小人数」の対義語は「大人数」
「少人数」の対義語は「多人数」
一般的に、少ない人数を表す時は「少人数」を使い、人数が多い時には「大人数」を使うことが多いですよね。これが「小人数」に対する違和感を生んでいる原因かも知れません。
では「小人数」は一体何と読むでしょうか?
「小人数」と「少人数」のはっきりとした使い分けは決まっていないようですが、「少人数」の類語の「少数」は、『大きな全体の中の小さい部分の人々』を指すことも多いため、「少人数」は『多数の集団の一部』、「小人数」は『少ない人数の集まり』と使い分けることもできそうです。
まとめ/meiko 参考/デジタル大辞泉/、類語例解辞典(ともに小学館)