使い切れずに余りがちな「大根」。そんなときは、冷凍保存がおすすめ。でも、大根を冷凍しても平気なの…?今回は、大根を冷凍保存するコツと解凍方法をご紹介します。
結論からいうと大根は冷凍可能です。でも冷凍すると、食感が変わったり、味が落ちるのでは…と心配になりますよね。
確かに、冷凍すると大根の繊維が壊れるため、多少食感は変わります。しかし大根を加熱調理に使う場合は、それがむしろプラスに!
中心部までしっかりと味が染みた、おいしい大根料理が作れるんです。
大根の皮を厚めにむき、料理に合わせたサイズにカットしておきます。
煮物用なら厚さ3~4cmの輪切りに、汁物用なら3~5mm厚さのいちょう切りに、などよく使うサイズにカットしてフリーザーバッグに入れ、空気を抜いて冷凍します。
冷凍した大根の保存期間は、約1カ月。なるべく早めに食べきるようにしましょう。
切った大根に下味をつけてから冷凍すると、さらに味が染み込みやすくなります。フリーザーバッグに入れる前に、塩と砂糖を全体にまんべんなくまぶしておきましょう。
大根に含まれる余分な水分が抜け、甘みを引き出してくれます。下味冷凍の場合も約1ヶ月を目安に食べ切ること。
冷凍した大根を自然解凍する場合は、常温で30分から1時間ほどおきましょう。その後は生の大根と同様に調理できます。
ちなみに電子レンジや流水で解凍すると、苦味など雑味が出やすくなるので、あまりおすすめできません。
〈厚切りにした大根〉
凍ったまま下ゆでするか、半解凍状態で煮汁に加えると、味がなじみやすくなります。
〈薄切りにした大根〉
凍ったまま汁物に加えてOK。また、半解凍状態で甘酢に漬けこんでおけば、短時間で味が染み込み、解凍されるころにはおいしい「なます」ができますよ。
凍ったままの状態で表面をサッと水洗いしてから調理を。そのまま煮付ければ、生の大根よりも短時間でしっかりと味が染み込みますよ。
大根は、冷凍すると固い繊維が壊れるため、やわらかい食感になります。また、冷凍することで余分な水分が抜けるので、味が染み込みやすくなるというメリットも。
大根をおでんなどの煮物にするときは、一度冷凍した方が中心部まで煮汁が浸透しやすくなり、時短調理にもつながります。
まとめ/暮らしニスタ編集部 ※記事を再編集して配信しています。