「お出かけ前に新しいコーディネートを試してみたら、パンツの丈がいまいちだった！」急いでいる時に限ってこういうトラブルが起こることありませんか？今すぐ丈を詰めたいけど、ロールアップするのだとイマイチ。でも裾上げする手間はかけられない。
今回は、そんないざという時に役立つ裾上げテクをご紹介します。全部で3つの裏ワザが登場しますが、その内の2つは糸もアイロンもテープも不要！急な土砂降りの雨で裾を上げたい、そんなときにも役立つこと間違いなしです。
最初にご紹介するのは、道具不要＆仕上がりにも比較的安定感がある方法です。
上に載せている写真が裾上げ前。左側を裾上げしていきます。
1. 裾を裏返します。このとき、裏返す幅に余裕を持っておくと丈の調整がしやすいです。
2. 半分だけ折り返します。細かい幅でくるくると折り返してもOKです！
折り返す数が多いほど、裾がずれて落ちてくるのを軽減できますが、その分厚さが出るので調整してくださいね。
3. 端まで折り返すと写真と同じ状態になります。ここまで来たら、折り重ねた部分を裏側へひっくり返します。
4. ひっくり返して写真と同じ状態になったら完成です。
左側が裾上げした状態で、右側が裾上げ前の状態です。すこし裾に厚みが出ますが安定感があります◎
見た目的には、近くで見たら若干違和感がありますが、遠目なら問題ありません。スニーカーに掛かるくらいの長さで調整すれば、自然な仕上がりに近付けられると思います。薄手のパンツであれば尚良しですね！
外出先でもぱぱっとできるのがこの裏ワザのポイントです。
続いてはロールアップ風に仕上げる裾上げ術。普通にロールアップするのでも良いのですが、やはり厚みが気になりますよね。そんなときはぜひこの裏ワザ②をお試しください！
1. まずはロールアップの幅の分の裾を残した状態で、内側にパンツを入れ込みます。
2. 内側に入れる幅は、詰めたい丈の長さに合わせて調整してください。今回は第2関節分くらいまで入れ込みました。
3. 1で残しておいた裾を矢印方向に折り返します。
4. 形を整えたら完成です！
左側が裏ワザ②を試した裾で、右側が3回巻いたロールアップです。どちらも同じ長さに調整しています。
裏ワザ②のほうが内側に入れている幅が広いので、ロールアップの部分はスタイリッシュに仕上げられていますね！
ただ柔らかかったり、薄い生地のパンツの場合は、裾上げした部分が落ちてくるかもしれません。対策としては、手順2のタイミングでゴムを使って留めるなどの方法がありますが、あくまで一時的なもの。おしゃれに見せられるのは魅力ですが、対応できるパンツが限られてしまうのが難点です。
最後にご紹介するのは、糸を使って縫う方法。とはいえ、とっても簡単であっという間に裾上げできます。
縫っている様子を見るだけでバレちゃうとは思いますが、私はほとんど縫い物をやったことがなくて…。今まで裾上げも全部テープで対応してきました。でも、この方法はそんな私でも超簡単に出来ちゃうんです。
1. まずはしっかり玉結びをして裏側から糸を通します。
2. 写真のようにぐるっと一周縫っていきます。
縦の実線の矢印が糸が表面に出る部分で、横の点線の矢印が糸が裏面を通る部分です。
こちらの写真が実際に糸を通している様子です。
右側から始まって、縦は表面に糸を出して、横は裏面に糸を通します。
ぐるっと一周縫い終えました。かなりざっくりめですが、もうすこし間隔を狭めれば、しっかりとした出来上がりになります。
3. 一周縫い終えたら、糸を白い矢印方向に優しく引っ張ります。
参考までに、赤い矢印の部分は糸がデニムの裏側を通っています。
4. 優しく引っ張ると、写真のように糸が詰まっていきます。
5. 糸が全部詰まったら、玉止めをして完成です！
左側が裏ワザ③で試した裾で、右側がそのままの裾です。
私が下手だからか、すこしごわついているようにも見えますが、とても自然に仕上がっていますよね。裁縫に慣れていない私でもやり方を覚えたら、あっという間にできました（最初黒い糸を使って縫ってしまったので実はTAKE2です）。しかも元に戻すのも超簡単！
急ぎでの対応はもちろん、仮で裾上げをしたいときにもぴったりの裏ワザです。
道具不要＆たったの30秒程度で完成する裾上げ術は、知っておいて損はなし！急な外出や予定変更でも対応可能です。
最後にご紹介した方法もとっても簡単なので、皆さまもぜひ一度お試しください。この術を覚えておけば、もう裾の長さに困ることはありません！
