『老いの地平線 91歳自信をもってボケてます』などの著者で、女性評論家の樋口恵子さん。脳科学者である東北大学の瀧靖之先生にほめられたという、ボケない暮らしとは?
脳科学者の方にほめられた、私の普段の暮らしをご紹介します。これをやっていれば絶対ボケない!とは言い切れませんが、専門家にほめられるとうれしいものですね。
仕事のときや、人に会うときは、美容院に行ったり、顔まわりに明るいスカーフを選んだり。おしゃれ心=社会性がある、ということだと思います。
無理に新しい服を買わなくても、服や小物の新しい組み合わせを考えるのだって、脳にはいいんです。
同居している娘は庭いじりが趣味で、バラやクリスマスローズ、ユリ、山野草などさまざまなものを育てています。やっぱり緑があるとほっとします。私は愛でるだけですが。
嗅覚が衰えると認知症のリスクが高まると専門医が言っていました。郵便受けに新聞を取りに行くのが日課で、花の香りをかいでいます。
84歳で建て替えた自宅には、エレベーターをつけました。荷物を2階へ運ぶのに役立っています。
でも普段は階段を使って、なるべく歩くようにしています。自宅の廊下を往復するのも立派なリハビリにつながります。